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日本ロジテム/1億5200万円の経常黒字化へ(平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

平成28年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

単位・百万円  

           売上高  営業利益 経常利益 当期純利益

28年3月期第3四半期 31,810 8.5  184 ―   152 ―   △75 ―

27年3月期第3四半期 29,321 2.6  △110 ―  △48 ―  △100 ―

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、円安や原油安を受け企業の業績改善が進む 一方で、個人消費の伸び悩みや中国経済の減速への懸念から景気は緩やかな回復にとどまるな ど、依然として先行き不透明な状況で推移いたしました。 当社グループが属する物流業界につきましては、燃料価格は低位で推移したものの、国内貨物 の荷動きに力強さがみられない中、人手不足やトラック不足による外部委託費の増加などコスト 増加要因が顕在化し、取り巻く環境は厳しいものでありました。 このような状況の中で当社グループは、企業価値の向上を目指し持続的な成長を図るため、 「利益が出る体質への改善」を課題として認識し、営業収益の拡大、コスト構造の見直しと変 革、人材育成の強化にグループ一丸となって取り組みました。 国内につきましては、3PL事業の拡大に向け新規・既存得意先に対し積極的な営業活動を推 進してまいりました。また複数の大型拠点を新設し、その安定稼働に注力するとともに、既存拠 点の統廃合を実施するなど、得意先ニーズを踏まえた拠点配置の最適化を図ってまいりました。 海外につきましては、インドシナ半島地域の事業展開を加速させるため、ベトナムを中心に食 品関連物流の取扱い拡充を図るなど、各国において積極的な営業活動を推進してまいりました。 これらの取り組みにより、営業収益につきましては、既存得意先の取扱いが拡大したことや、 新規得意先を獲得したことに加え、ベトナムやタイなどの現地通貨に対し為替が円安で推移した ことなどから、増収となりました。営業利益および経常利益につきましては、一部得意先の料金 改定があったこと、国内外ともに燃料価格が低位で推移したことなどが寄与し、新規に受託した 得意先の業務安定化に関わる費用が大幅な利益の下振れ要因となったことにも関わらず、黒字を 確保することができました。親会社株主に帰属する四半期純利益につきましては、連結子会社が 加入する厚生年金基金の解散決議に伴う厚生年金基金解散損失引当金繰入額75百万円を特別損失 に計上したことなどから、損失の計上となりました。 その結果、当第3四半期連結累計期間の営業収益は318億10百万円(前年同期比8.5%増)、営 業利益は1億84百万円(前年同期は営業損失1億10百万円)、経常利益は1億52百万円(前年同 期は経常損失48百万円)、親会社株主に帰属する四半期純損失は75百万円(前年同期は親会社株 主に帰属する四半期純損失1億円)となりました。 事業の種類別セグメント業績は、次のとおりであります。

① 貨物自動車運送事業

営業収益につきましては、当社において、食品関係の得意先との取引範囲が拡大したことや、 ベトナムにおいて、食品およびエレクトロニクス関係の得意先の輸送需要が増加したことなどか ら、増収となりました。セグメント利益につきましては、当社において、新規配送業務の安定化 に想定以上の運送コストを要したものの、国内子会社において、一部得意先の料金改定があった ことや積載効率等が向上したことに加え、国内外ともに燃料費が減少したことなどから、増益と なりました。 その結果、営業収益は、150億79百万円(前年同期比6.0%増)、セグメント利益は、8億4百 万円(同49.4%増)となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の47.4%を占めております。

② センター事業

営業収益につきましては、当社および阪神ロジサポート株式会社において、インテリア関係の 得意先との取引範囲が拡大したことや、当社において、新規得意先との取引開始があったことな どから、増収となりました。セグメント利益につきましては、当社において、新規倉庫内作業の安定化を図るため人件費が増加したものの、国内子会社において、荷役作業等の効率が向上した ことなどから、増益となりました。 その結果、営業収益は、58億44百万円(前年同期比13.3%増)、セグメント利益は、4億13百 万円(同33.4%増)となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の18.4%を占めております。

③ アセット事業

営業収益につきましては、当社において、大型拠点の新設により保管能力が増加したこともあ り既存得意先の保管面積の拡大や新規得意先との取引開始があったことなどから、増収となりま した。セグメント利益につきましては、当社において、拠点の統廃合に伴い施設の原状回復工事 等を実施したことにより一時的な費用が発生したことに加え、契約の終了した得意先の退去に伴 い一部の拠点で倉庫稼働率が低下したことなどから、減益となりました。 その結果、営業収益は、56億98百万円(前年同期比9.7%増)、セグメント利益は、2億82百万 円(同36.5%減)となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の17.9%を占めております。

④ その他事業

営業収益につきましては、LOGITEM VIETNAM CORP. NO.1およびLOGITEM MYANMAR CO.,LTD. にお いて、旅客自動車運送事業が拡大したことや、L&K TRADING CO.,LTD. において、物品販売事業が 好調に推移したことなどから、増収となりました。セグメント利益につきましては、LOGITEM VIETNAM CORP. NO.1において、燃料費が減少したことや、ロジテムエンジニアリング株式会社に おいて、施工関連事業の取扱いが増加したことなどから、増益となりました。 その結果、営業収益は、51億86百万円(前年同期比9.5%増)、セグメント利益は、6億85百万 円(同40.6%増)となりました。 当事業の営業収益は、当社グループ営業収益全体の16.3%を占めております。

(略)

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