千代田化工建設/シミックHDより最先端の注射剤製剤棟建設工事を受注 SCM・製造拠点 2023.06.17 シミックHDより最先端の注射剤製剤棟建設工事を受注 千代田化工建設株式会社(本社:横浜市 代表取締役社長:澁谷省吾)は、シミックホールディング株式会社(本社:東京都港区 代表取締役CEO:中村和男)の完全子会社である、シミックCMO足利株式会社(本社:栃木県足利市 代表取締役社長:三谷 毅)より、高薬理活性物質や抗体医薬などに対応した最先端の注射剤製造施設の設計、調達、建設(EPC)業務を受注したことをお知らせします。 1.顧客:シミックCMO足利株式会社 2.案件名:新製剤棟建設工事 3.建設地:栃木県足利市 4.完成時期:2018年3月 5.規模:延床面積約4000m2強 6.プロジェクト概要:本プロジェクトは、今後の市場規模拡大が見込まれる抗ガン剤領域の新薬にも対応すべく高薬理活性物質や抗体医薬などの生物由来物質を主成分とする注射剤の製造を可能とする、高レベルの無菌性保証、合理的で効率性の高い工室および設備レイアウトを実現し、PIC/S(*1)および3極GMP(*2)に対応した最先端の製造施設を建設するものです。 シミックホールディング株式会社はCMO(医薬品製造支援)(*3)事業を展開しており、今回の新注射剤棟建設により、注射剤製造機能を強化し、固形剤、半固形剤を含めたすべての製剤において、受託製造サービスの拡充に取り組まれています。今般、最先端の注射剤製造施設のコントラクターに選ばれたことは、当社の原薬、製剤における500件以上の実績とともに、バイオ、再生医療、高薬理活性等、幅広い分野に積極的に業務を展開してきたことがご評価されたものと捉え、培った経験とノウハウを本プロジェクトの遂行に反映させるなど、本施設の完成に向け万全を期してまいります。 *1 PIC/S(Pharmaceutical Inspection Convention and Pharmaceutical Inspection Co-operation Scheme):医薬品分野における共通の製造・品質管理基準の策定や相互査察の促進を図る国際的な枠組み。日本は2014年7月に加盟。 *2 3極GMP:3極(日本:厚生労働省、米国:FDA、欧州:EMA)が定める医薬品の製造および品質管理に関する基準 *3 CMO(Contract Manufacturing Organization):主に製薬企業から医薬品などの製造を受託するというビジネスです。2005年4月の改正薬事法の施行に伴い、医薬品の承認許可制度が欧米と同様、「製造承認」から「製造販売承認」へと移行し、医薬品製造の全面外部受託が可能となりました。