東洋建設/ミャンマー ティラワ港コンテナターミナル建設工事を受注 物流全般 2023.06.17 ミャンマー ティラワ港コンテナターミナル建設工事を受注しました。 東洋建設株式会社(代表取締役社長 武澤 恭司)は、2015(平成27)年9 月にミャンマー港湾公社(MPA)から「ティラワ港コンテナターミナル建設工事」をJFEエンジニアリング㈱との共同企業体で受注し、12 月22 日に現地で契約調印式が執り行われました。本事業は日本政府が独立行政法人国際協力機構(JICA)を通じて供与する有償資金協力(円借款)を通じて実施されるものです。受注金額は約138 億円、工期は915 日であり、当社にとりまして同国では2件目、かつ最大規模の工事となります。 ティラワ港はヤンゴンの南約25 ㎞に位置する国際港ですが、ミャンマーの民主化の進展に伴う経済発展によって物流が急激に増加しており、既存の港湾施設では対応できなくなっています。本事業は、大型船舶が入出港でき、大規模物流の取り扱いを可能とする最新機能を備えたコンテナターミナルを建設するもので、「アジアに残された最後のフロンティア」として注目を集めるミャンマーにおいて、輸送の効率化を図り、経済発展並びに国際競争力強化に寄与するものと期待されています。また、隣接するティラワ経済特別区開発事業(工業団地)とともに、日本政府、ミャンマー政府が協力して開発するティラワ地区開発の一翼を担う工事となります。 主な工事内容は、水深-10m 延長400m のジャケット式桟橋、埋立工および地盤改良工を含む約18ヘクタールのコンテナヤード造成、連絡橋、管理棟を含む建屋6棟を建設するものであります。また本工事では、工期短縮を可能にするジャケット式桟橋工法構造が採用されており、また流速が早く、かつ干満差の大きな条件下での難易度の高い鋼管杭打設や非常に柔らかい軟弱粘土層を考慮した盛土・地盤改良工法等、日本の高い土木技術が求められております。 本工事の受注は、価格のみならず当社の技術と海外における施工実績が高く評価されたものであり、我が国の代表として日本の高い港湾建設技術を用いて工事を進めてまいります。また、今後も同国で予定されている様々なインフラ整備事業に参画し、当社が長年培ってきた技術を同国に移転し、ミャンマーの経済発展に寄与してまいります。 【施工場所】 【工事概要】 【完成イメージ】