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住友商事/世界最大のトレーラーメーカー中集車輛(集団)有限公司へ出資

SCM・製造拠点 2023.06.17

世界最大のトレーラーメーカー中集車輛(集団)有限公司への出資について

住友商事株式会社(取締役社長:中村 邦晴、本社:東京都中央区、以下「住友商事」)は、世界最大のトレーラーメーカーである、中集車輛(集団)有限公司(社長:李 貴平、本社:中国広東省深圳市、以下「CIMC車両」) への増資を引き受け、12億円を出資する合弁契約書を締結しました。

CIMC車両は、中国・米国・欧州・豪州などでセミトレーラーなどの架装車両を製造・販売しており、2015年度は12万台以上のセミトレーラー販売台数を見込むなど、全世界で10パーセントのシェアを誇る世界最大のセミトレーラーメーカーです。また、積極的に機械化を取りいれた次世代型の工場を設立するなど、コスト低減と品質向上の両面で競争力を強化し、東南アジア・中東・アフリカなど新興国でのシェア拡大に注力しています。

住友商事は、かねてから東南アジア・中東・アフリカなどの新興国で日系自動車メーカーの販売事業を展開しており、今回の出資を機に住友商事とCIMC車両は、これらの新興国における経済成長に伴う物流需要の増大をにらみ、双方の知見を活かしセミトレーラーをはじめとする架装車両の販売拡大に取り組んでいきます。また、両社は、これらの販売事業に加え、住友商事の持つ自動車部品製造や自動車金融事業に関する知見を活かしたビジネスの取り組みなど、バリューチェーンの拡充と新たな価値の創出を目指します。

住友商事は、CIMC車両の親会社である世界最大のコンテナメーカー、中国国際海運集装箱(集団)股份有限公司(以下「CIMC集団」)の製品を1990年代から日本国内向けに輸入・販売し、また、鋼材などの素材を同社へ販売・供給してきました。この25年にわたる相互の取引により構築された強固な信頼関係が、CIMC車両への出資に至った基盤となっています。また、CIMC集団は、傘下にエネルギー事業や海洋構造物事業などの子会社を抱えるコングロマリット企業であり、同社との関係強化により、住友商事内の各組織を横断したシナジーが期待されます。こうした戦略パートナーとしての関係構築をもとに、今後さまざまな領域での協業の可能性を検討していきます。
 

【CIMC車両概要】
社名 中集車輛(集団)有限公司
設立 1996年
従業員数 約13,000人
拠点 45カ国、販売拠点400カ所以上
主な事業 セミトレーラー・特殊架装車の製造・販売。

 

【CIMC集団概要】
社名  : 中国国際海運集装箱(集団)股份有限公司
設立  : 1982年
従業員数  : 約60,000人
拠点  : 中国を中心として全世界に46工場
主な事業  : 海上コンテナの製造販売事業が主軸 (世界シェア50パーセント超)
    車輛・海洋プラント・空港設備等の製造販売事業
    天然ガス (LNG / CNG) 分野での貯蔵・運搬用タンクの製造やプラント設計分野 (中国国内シェア 1位)

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セミトレーラー

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