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ヤマト運輸/伊勢丹シンガポールとANA Cargoが越境EC事業を開始

物流システム 2023.06.17

伊勢丹シンガポールとヤマト運輸、ANA Cargoが越境EC事業を開始
~シンガポールで日本の旬な食材の「お取り寄せ」モデルを実現~

株式会社三越伊勢丹ホールディングス傘下の伊勢丹シンガポール(代表取締役社長:Lim Tien Chun 以下 ISETAN(S))とヤマトホールディングス傘下のヤマト運輸株式会社(代表取締役社長:長尾 裕 以下ヤマト運輸)、ならびに株式会社ANA Cargo(代表取締役社長:岡田 晃 以下ANA Cargo)は、1月9日(土)より、ISETAN(S)のECサイトである「I ONLINE」上で、越境ECサイト「ISETAN JAPAN DIRECT」を新設し、日本の旬な農水産品などの食材をシンガポールの消費者までお届けする「お取り寄せ」モデルをスタートいたします。

1.背景

近年、東南アジアのEC市場は、インターネットの普及に伴い、急成長を遂げ、世界で最も速いペースで成長している市場となっています。なかでもシンガポールは、東南アジア随一の経済力を背景に、ECを通して高品質な日本の農水産品などの食材を「お取り寄せ」したいというニーズが高まっています。

ISETAN(S)は、2009年にECサイト「I ONLINE」を立ち上げました。2016年で創業44年目を迎えるシンガポールで最も歴史のある日系百貨店として、今後更に高まる高品質な日本の食材に対するお客さまからの要望に応えるため、ニーズの開拓や販売チャネル拡大を推進しています。

ヤマト運輸とANA Cargoは、2014年5月にパートナーシップを強化し、沖縄国際物流ハブを基点としたビジネスモデルの拡充をはじめ、日本全国の農水産品のアジアへの販路拡大や、越境ECによる「お取り寄せ」モデルを具現化するなど、新たな市場の開拓に取り組んでいます。

このたび、ISETAN(S)・ヤマト運輸・ANA Cargoは、越境ECサイトでの高品質な日本の農水産品などの販売とシンガポールへのスピード輸送を実現し、日本の事業者・生産者の販売機会の創出と、シンガポールで新鮮な日本食を食べたいというニーズにお応えしてまいります。

2.取り組み概要

(1)越境ECサイトを新設

ISETAN(S)が「I ONLINE」上に越境ECサイトとして「ISETAN JAPAN DIRECT」を新設し、シンガポールの消費者が気軽に日本の高品質な食材を購入することが可能になります。第一弾の食材として、福岡県産のイチゴ「あまおう」を販売いたします。

※サイトURL: https://www.isetan.com.sg/t/categories

トップ画面(イメージ) 購入画面(イメージ)
トップ画面(イメージ) 購入画面(イメージ)
 
(2)日本の旬な食材をスピード輸送

ヤマト運輸とANA Cargoが提供する国際間の小口保冷輸送サービス「国際クール宅急便」などの輸送サービスを通して、高品質な日本産品をシンガポールの購入者のご自宅まで、出荷から最短翌々日の午前中に新鮮なままお届けします。なお、購入者の要望に応じて、最短翌日にシンガポールヤマト運輸の営業所で受け取ることも可能です。

 
【運用フロー図】
【運用フロー図】

3.今後の展開

シンガポールの消費者が、より多くの日本産品を購入できるよう「ISETAN JAPAN DIRECT」の商品ラインナップを充実させてまいります。また、ISETAN(S)の店頭において、定期的に日本産品の試食会などのプロモーションイベントを実施し、日本産品の輸出拡大に取り組んでまいります。

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