岩谷産業/「液化水素」製造能力を2倍に増強 SCM・製造拠点 2023.06.17 「液化水素」製造能力を2倍に増強~山口リキッドハイドロジェン株式会社~ 岩谷産業株式会社(本社:大阪・東京、社長:野村雅男)と株式会社トクヤマ(本部:東京都千代田区、社長:横田 浩)は、両社の合弁会社である「山口リキッドハイドロジェン株式会社」において、今後の水素需要増に対応すべく、同社の液化水素製造能力を現行の2倍に増強することを決定致しました。増設ラインからの供給開始予定は2017年11月を予定しています。 山口リキッドハイドロジェン株式会社は、岩谷産業グループの液化水素事業における第3番目の製造拠点として、2013年6月から営業運転を開始し、中国・四国・九州地方を中心に広く西日本エリアへの供給をカバーしてまいりました。 液化水素の需要は、種子島宇宙センターから打ち上げられるロケット用燃料や半導体、化学等産業用分野で年々増加していることに加え、今後普及が期待される燃料電池自動車(FCV)や燃料電池バス向けに大幅な伸びが見込まれています。 両社は液化水素の生産体制の強化を図ることで、本格化する水素エネルギー社会を牽引してまいります。 <<会社概要および液化水素製造設備増設の概要>> 【山口リキッドハイドロジェン株式会社】 ・本社:大阪府大阪市中央区本町3-6-4 ・工場:山口県周南市御影町1-1 株式会社トクヤマ徳山製造所内 ・社長:廣田博清(岩谷産業 専務取締役) ・設立:2011年10月1日 ・資本金:10,000千円(出資/岩谷産業65%、トクヤマ35%) <現在の液化水素製造設備概要> ・水素液化器:3,000L/h×1系統 <今回の増強設備概要> 水素液化器:3,000L/h×1系統(増強後、生産能力は6,000 L/hに) 岩谷産業グループは液化水素製造において国内シェアがほぼ100%を占めております。液化水素製造ラインは今回の設備増強により、「株式会社ハイドロエッジ」のプラント2系統、「岩谷瓦斯株式会社千葉工場」のプラント1系統と併せて合計で5系統、15,000L/hへと拡大されます。 以上