NEXT DELIVERY/地域物流を効率化するSkyHubTMSにオプティマインドのLoogia機能を採用 物流システム 2023.06.17 NEXT DELIVERY、地域物流を効率化するSkyHub®︎TMSにオプティマインドのLoogia(ルージア)機能を採用 株式会社NEXT DELIVERY (山梨県小菅村、代表取締役 田路圭輔、以下NEXT DELIVERY)は、現在開発を進めている「SkyHub®︎TMS*1」に株式会社オプティマインド(愛知県名古屋市、代表取締役社長 松下健、以下オプティマインド)のラストワンマイル配送におけるクラウド型自動配車サービスLoogia(ルージア)*2の機能を搭載いたします。 SkyHub®TMSは、地域物流を効率化するシステムで、株式会社エアロネクストとセイノーホールディングス株式会社が共同で開発し推進する新スマート物流SkyHub®*3の全国展開においてコアとなるシステムです。本年11月にNEXT DELIVERYと株式会社ネバーマイル(埼玉県所沢市、代表取締役 深作康太、以下ネバーマイル)は、業務提携契約を締結し共同で開発、事業化に取り組んでいます。 SkyHub®TMSに Loogia(ルージア)機能を搭載することにより、「ドローン活用や公共交通の貨客混載などのマルチモーダル最適化」、「地域物流全体の配送最適化」、そして「持続可能な地域配送体制の構築」が可能になり、全国各地に展開している新スマート物流SkyHub®の社会実装をますます加速してまいります。 SkyHub®︎TMS 上で Loogia が動いている画面イメージ 今回の取り組みについて各社代表のコメント <株式会社NEXT DELIVERY代表取締役 田路圭輔のコメント>先日のネバーマイルさんとの業務提携に続き、日本を代表する物流テックスタートアップであるオプティマインドさんとの協業が発表できて嬉しく思います。地域物流の効率化を目指す我々にとって、地域の対象荷物をどの配送スロットで運ぶか、どのルートを組むかなどの配送最適化は最も重要なテーマです。この領域ですでに大きな成果を出しているオプティマインドさんの「Loogia」を活用して、トラック配送とドローン配送との組み合わせの優位性の証明と新スマート物流SkyHub®︎の社会実装を加速していきたいと思います。 <株式会社オプティマインド代表取締役社長 松下健のコメント>このたび、先進的なお取組みにお声がけ頂いて大変嬉しく思っております。世界のラストワンマイルを最適化するというビジョンを掲げる弊社は、アルゴリズムを使った配送最適化による持続可能な物流の構築を目指しております。その中で、足元の配車システム事業だけではなく、本プロジェクトのような「ドローン活用や公共交通の貨客混載などのマルチモーダル最適化」や「地域物流全体の配送最適化」は、「持続可能な地域配送体制の構築」の実現に向けて積極的に取り組んでいきたい領域です。このプロジェクトを通して3社のシナジーを最大化し、これからの時代になくてはならない物流パートナーとしての一翼を担えるよう邁進して参ります。 <株式会社ネバーマイル代表取締役 深作康太のコメント>先日発表させていただいたNEXT DELIVERY様との業務提携に続き、さらに強力なパートナーとしてオプティマインドさん含めた3社での取り組みとなり大変光栄です。弊社は物流業界をはじめ鉄鋼、住宅、建築資材などの巨大な市場と伝統的な業務のDXをお客様と共に実施しております。今回のような物流×テクノロジーに加え、全国自治体や地域との連携は我々1社では取り組めない事業であり、この連携をきっかけに業界や社会への貢献をさらに深くしていきたいと思っております。 *1 SkyHub®︎ TMSNEXT DELIVERYとネバーマイルが共同で開発する、地域物流を効率化する新スマート物流システムで、種類の異なる様々な荷物の管理を一元化して、利用可能かつ最適な配送リソース(トラック、ドローンなど)に荷物を割り当てることができ、荷物の動きを可視化・データ化することにより物流業務を最適化、効率化する。具体的には以下の要件により定義される地域物流を効率化する。 配送する荷物を一意のIDで管理する 配送可能エリア内の利用可能な配送リソースと、配送リソースごとの利用可能なスロットと配送リソースの所在と移動を管理する 荷物を、重量、配達・集荷場所、配達・集荷希望時間で評価する 配送リソースを、陸送・空送、配送完了までのリードタイム、積載可能容量・重量で評価する ③と④の評価をもとに、利用可能かつ最適な配送リソースを荷物に割り当てる *2 Loogia(ルージア)オプティマインドが開発し推進している最先端のアルゴリズムとビックデータ解析により実現した高精度なクラウド型自動配車サービス。組合せ最適化アルゴリズムを活用し、「どの車両が、どの訪問先を、どの順に回るか」という配送計画を、複雑な条件や現場制約を考慮しながら短時間で作成し、効率的なルートを提供する。Loogiaサービスサイト:https://loogia.jp/ *3 SkyHub®︎エアロネクストとセイノーHDが共同で開発し展開する、既存物流とドローン物流を繋ぎこみ、地上と空のインフラが接続されることで、いつでもどこでもモノが届く新スマート物流のプラットフォーム。ドローン配送が組み込まれた、オープンかつ標準化したしくみで、このプラットフォーム上で、ドローンデポ®︎を拠点に、SkyHub®アプリをベースにした配達代行、オンデマンド配送、医薬品配送、異なる物流会社の荷物を一括して配送する共同配送など、地域の課題やニーズに合わせたサービスを展開、提供する。SkyHub®の導入は、無人化、無在庫化を促進し、ラストワンマイルの配送効率の改善という物流面でのメリットだけでなく、新たな物流インフラの導入であり、物流改革という側面から人口減少、少子高齢化による労働者不足、特定過疎地の交通問題、医療問題、災害対策、物流弱者対策等、地域における社会課題の解決に貢献するとともに、住民の利便性や生活クオリティの向上による住民やコミュニティの満足度を引き上げることが可能になり、地域活性化を推進するうえでも有意義なものといえる。 【株式会社NEXT DELIVERYとは】「人生100年時代の空と陸と時間を繋ぐ4D物流®︎インフラで、豊かさが隅々まで行き渡る国へ」をビジョンに、2021年に山梨県小菅村に設立されたドローン配送を主事業とするエアロネクストの戦略子会社。エアロネクストとセイノーHDが共同で開発し展開する、既存物流とドローン物流を繋ぎこんだ新スマート物流のしくみSkyHub®の企画運営、全国展開を推進しており、ドローン配送に関わるハード及びソフトウェアの開発、販売、リース及び運航、保守等の周辺事業も展開しています。山梨県小菅村を皮切りに、北海道上士幌町、福井県敦賀市等、地域物流の効率化、活性化に取り組んでいます。*会社概要は https://nextdelivery.aeronext.co.jp/をご覧下さい。 *エアロネクストおよびエアロネクストのロゴおよび、「SkyHub(R)」は、株式会社エアロネクストの商標です。*その他、このプレスリリースに記載されている会社名および製品・サービス名は、各社の登録商標または商標です。