TOYO TIRE/欧州に初めてのタイヤ生産拠点セルビア工場を正式に開所 SCM・製造拠点 2023.06.17 欧州に初めてのタイヤ生産拠点セルビア工場を正式に開所 TOYO TIRE株式会社(本社:兵庫県伊丹市、社長:清水隆史)は、12月14日、セルビア共和国のインジヤ市に、新たな自動車用タイヤ生産工場を正式に開所しましたのでお知らせいたします。すでに本年7月より、一部、工場棟の建設、設備搬入を経て立上げを完了したラインでの操業を開始していましたが、本日は、同国のアレクサンダル・ヴチッチ大統領をはじめとした来賓を多数お招きし、当工場を会場に開所式を挙行しました。式典の模様は別途改めてご紹介する予定です。なお、当工場は当社グループのToyo Tire Serbia d.o.o.(トーヨータイヤセルビア、代表者:井村洋次)により、運営してまいります。 セルビア工場外観(パース図) セルビア工場は、ERP、MESをはじめとした最新技術の導入によって、工程を見える化し、高い生産性を有する設備を高精度に連携させることで、生産管理体制を高次に最適化していくスマートファクトリーです。 当社は2019年、ドイツ連邦共和国内にR&Dセンターを新設し、最先端原材料の探索や調査、車両・市場の最新情報の収集、そして構造・形状・パターンといった各設計過程における高性能技術開発の研鑽などを続けています。これらの最先端技術を生かし、当工場ではEV化をはじめ市場インサイトに応える高性能で競争力のあるタイヤを生産していきます。 また、工場棟に隣接して直線距離720m、周回1,690mとなるテストコースを敷設しています。こちらで実車装着での走行テストを行ない、欧州地域で細かく定められている法規制認証に対応した評価をスピーディーに実施することで、魅力ある製品のよりタイムリーな市場展開が叶うようになります。 なお、敷地内には、同国内最大規模となる太陽光発電システム(発電電力容量8.4MW)を設置、年間10.15GWhの発電電力をまかない、同7,100トンのCO2の削減にも寄与していきます。 当工場は、2023年下期には年産約500万本(乗用車用タイヤ換算)の生産体制を確立し、欧州地域での地産地消を進める一方、主力市場である北米をも主要ターゲットとしてカバーして供給していきます。当社の欧米地域における新しい事業価値をもたらす当工場で、今後、市場競争力の高い商品供給を図り、より多くのお客様に喜ばれるモノづくりを進めてまいります。 以 上 【ご参考】 ■セルビア工場 概要 建設地 セルビア共和国 ヴォイヴォディナ自治州 インジヤ市 敷地面積 約60万㎡(約150エーカー) 生産開始 2022年7月 生産能力 年産500万本(乗用車用タイヤ換算) 従業員数 約580名 投資額 約488億円(390.5百万ユ-ロ) 生産品目 乗用車用、SUV用、ライトトラック用ラジアルタイヤ ■Toyo Tire Serbia d.o.o. 概要 所在地 セルビア共和国 ヴォイヴォディナ自治州 インジヤ市 事業内容 乗用車用、SUV用、ライトトラック用ラジアルタイヤの製造・販売 設立年月日 2019年10月 資本金 200億円(160百万ユーロ) 代表者 井村 洋次