シーイーシー/バース管理と倉庫自動化設備をつなぐ 「LogiPull WES」提供開始 物流システム 2023.06.17 バース管理と倉庫自動化設備をつなぐ 「LogiPull(R) WES」提供開始 マテハン、WMS連携で、入出庫業務の統合管理を実現 株式会社シーイーシー(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:大石 仁史、以下 シーイーシー)は、物流効率化ICTソリューション「LogiPull(ロジプル)」で、バース管理システムを提供しています。今回、物流倉庫の入出庫業務を管理するWMS※1、マテハン機器※2を制御するWCS※3などのシステムと連携したWES※4を新たに開発し、倉庫運用管理システム「LogiPull WES(ロジプル ダブルイーエス)」を本日、2022年11月25日(金)より提供開始します。 LogiPull WESは、庫内業務とバース管理の情報をつなぎ、倉庫全体の自動化を支援します。今後も、LogiPullシリーズは、物流業界のDX化を支援することで、2024年問題をはじめとした物流業界の課題解消を目指します。 ※1 WMS:在庫管理システム。※2マテハン機器:正式名称は「マテリアルハンドリング機器」。運搬や保管などのモノの移動に使用される荷受け機器の総称。※3 WCS:倉庫制御システム。※4 WES:倉庫運用管理システム。WMSやWCSなどの物流倉庫内外のシステムを連携するシステム。 LogiPullWESイメージ(1) ■LogiPull WES開発背景 近年、物流業界では、物量の増加や多様化による人材不足を背景に、トラックドライバーの長時間労働や倉庫内作業員不足が問題となっています。2024年に施行される労働関係法令の改正による、トラックドライバーの労働時間削減への対策も必須課題となっています。こうした課題に対し、LogiPullでは、トラックの長時間荷待ちやサプライチェーン間のデータ連携などの課題を解消するため、トラックの入退管理やバース管理システムなどを提供しています。 さらなる物流業界の課題解決を目指し、LogiPullバース管理システム導入企業40社への自主調査を実施。回答結果から「バース管理システムで収集したトラック来場予約などの情報を庫内業務やマテハン機器と連動したい」という要望が過半数を占め、LogiPull WESの開発に至りました。 ・LogiPull WES製品サイト: https://logistics.cec-ltd.co.jp/product/wes/ ■LogiPull WESの特長 LogiPull WES は、WMSやバース管理システムのトラックの来場予定に合わせて入出庫作業計画を自動生成、計画に沿ってマテハン機器を自動制御することで計画と実行の両面で庫内業務の自動化を実現します。また、荷揃え完了時に自動的にトラックへ誘導指示を行うなど、これまで分断されてきた庫内業務とバース管理業務を統合します。 LogiPullWESイメージ(2) 1. 標準提供の機能 ・入出庫作業計画のガントチャートを自動生成する「作業計画機能」 ・作業進捗と作業結果の「見える化機能」 ・マテハン機器への「機器制御機能」 2. LogiPullバース管理システムと連携 トラック来場情報をもとに、トラックの来場順に合わせた庫内業務の作業計画を自動作成。トラックの来場管理、バースでの積み降ろし業務と、荷揃え、運搬などの庫内の業務を連携します。 <LogiPull WESの主な機能> ●「作業計画機能」は作業計画(ガントチャート)を自動生成するため、作業計画の作成業務が不要になります。 ●作業進捗・結果や差異が「見える化機能」により、進捗をガントチャートで一元管理できます。 ●作業計画にもとづく「機器制御機能」で、マテハン機器を自動制御できます。 ●お客様の倉庫レイアウトや入出庫オペレーションに合わせてカスタマイズも対応。入出庫業務の標準化が難しい製造工場や廃棄物処理場、公共施設などにも利用できます。 ●ご利用中の他社製品(WMSやWCS、マテハン機器)と合わせて導入できます。 LogiPullWESイメージ(3) ■LogiPullシリーズについて 工場や物流拠点のトラック積み降ろしを効率化する、物流ICTソリューションでお客様の物流業務を支援しています。「バース予約管理システム」「車両入退管理システム」「受付管理システム」「車両誘導システム」「バース実績管理システム」を、全国40社以上に導入しています。さらに、「LogiPull WES」を追加提供します。 ・LogiPull製品サイト: https://logistics.cec-ltd.co.jp/ ※記載の会社名・商品名などの固有名詞は各社の商標または登録商標です。