乾汽船/経常利益は前年比93・3%増(2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2023年3月期第2四半期 26,293 53.8 10,464 81.7 11,224 93.3 7,659 49.82022年3月期第2四半期 17,092 98.1 5,758 - 5,807 - 5,112 -(注)包括利益 2023年3月期第2四半期 7,552百万円 (48.1%) 2022年3月期第2四半期 5,099百万円 (-%) (略) 1.当四半期決算に関する定性的情報(1)経営成績に関する説明当第2四半期連結累計期間における当社グループの業績は、外航海運事業における堅調なハンディ船市況や為替の影響等により、売上高は前年同期比9,200百万円増収(+53.8%)の26,293百万円、営業利益は前年同期比4,705百万円増益(+81.7%)の10,464百万円、経常利益は前年同期比5,417百万円増益(+93.3%)の11,224百万円、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比2,547百万円増益(+49.8%)の7,659百万円となりました。 当社グループのセグメント別の業績は以下のとおりであります。①外航海運事業(ロジスティクス)外航海運事業におけるハンディ船市況は、前年を上回る水準が続いていたものの、当第2四半期後半に向けて、米中市場における荷動きの鈍化による影響が出てまいりました。また、新型コロナウイルスの感染拡大に起因した海上輸送の混乱は解消に向かいつつあり、ゼロコロナ政策を継続する中国を除いた各国各港での検疫緩和・撤廃により、港湾処理能力が改善し、輸送能力が向上したことも、運賃上昇圧力を抑える要因となりました。このような状況下、当社グループの外航海運事業におきましては、堅調なハンディ船市況時に成約した航海の影響により、売上高は前年同期比9,252百万円増収(+72.2%)の22,074百万円、セグメント利益は前年同期比4,918百万円増益(+96.6%)の10,012百万円となりました。②倉庫・運送事業(ロジスティクス)物流業界におきましては、貨物保管残高は前年同期をやや上回る水準で推移し、貨物取扱量は前年同期と概ね同水準で推移いたしました。このような状況下、当社グループの倉庫・運送事業におきましては、連結子会社の引越業において、新型コロナウイルスの感染拡大により需要の低迷が継続しており、売上高は前年同期比48百万円減収(△2.4%)の1,963百万円となりました。セグメント利益は減価償却費の減少等により前年同期比21百万円増益の2百万円となりました。③不動産事業都心部の賃貸オフィスビル市況は、軟調な状態が続いており、今後も新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけとしたテレワークの普及により、オフィス需要の鈍化が懸念されます。その一方で、東京23区の賃貸マンション市況については単身者用住居等を除き、引き続き堅調に推移しております。このような状況下、当社グループの不動産事業におきましては、既存賃貸物件は概ね安定して高稼働を維持しておりますが、シェア型企業寮である月島荘はその特性から稼働率が低下しており、売上高は前年同期比3百万円減収(△0.2%)の2,254百万円となりました。セグメント利益は賃貸物件の保全に伴う修繕費の増加や電気料の上昇等により前年同期比69百万円減益(△5.6%)の1,162百万円となりました。 (略)