日本トランスシティ/経常利益は前年比31・4%増(2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2023年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2023年3月期第2四半期 64,460 15.7 4,094 20.7 5,473 31.4 3,733 27.52022年3月期第2四半期 55,731 16.0 3,393 119.7 4,166 118.5 2,927 141.7(注)包括利益 2023年3月期第2四半期 4,584百万円 (36.6%) 2022年3月期第2四半期 3,356百万円 (119.6%) (略) 1.当四半期決算に関する定性的情報(1)経営成績に関する説明当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス変異株の感染拡大や半導体をはじめとする原材料の供給制約に左右されつつも、回復基調を維持しました。一方で米国・欧州における社会経済活動の急速な再開に起因する高インフレ、地政学的リスクおよび中国のゼロコロナ政策など、依然として先行き不透明な状況が続きました。 こうした経済環境下におきまして、物流業界では、生産活動の持ち直しを背景に、第2四半期より一部で荷動きに改善の兆しがあるものの、上半期全体では、依然として貨物の取扱いは不安定な状況となりました。 こうした状況のなか、当社グループの業績は、総合物流事業において、倉庫業では、生産活動における生産調整の影響などにより、入出庫にかかる取扱量が減少し、期中平均保管残高は前年同期に比べ増加しました。港湾運送業では、四日市港における石炭および原料関係の取扱量は減少したものの、海上コンテナおよび完成自動車の取扱量は輸出・国内ともに前年同期に比べ増加しました。陸上運送業では、主力のトラック輸送、鉄道輸送およびバルクコンテナ輸送の取扱量は前年同期に比べ減少しました。国際複合輸送業では、航空輸送の取扱量は、海上輸送の正常化に伴い緊急需要が解消し、前年同期に比べ減少しました。海上輸送では、円安による影響で輸入貨物の取扱量が減少したものの、輸出貨物の取扱量は増加しました。また、海外現地法人における取扱量は、活発な世界的経済活動を背景に大幅に増加しました。このような状況により、総合物流事業全体の売上高は、前年同期比15.5%増の638億3千8百万円となりました。 その他の事業につきましては、依然として厳しい環境下ではありましたが、業務の効率化や収支改善に努めました。 以上の結果、当第2四半期連結累計期間の連結売上高は、生産活動における生産調整の影響から、陸上運送業は低調に、倉庫業は前年同期並みに、港湾運送業は順調に推移しました。また、世界経済の影響を色濃く反映する国際複合輸送業においては、海外現地法人における業績が好調に推移するとともに、世界的な海上輸送の需給逼迫が解消し、正常に向かっているものの依然として高値の海上運賃や為替における円安の影響などを受け、前年同期比15.7%増の644億6千万円となりました。連結経常利益は、売上高を大きく伸ばすなか、更なる業務効率化や収支改善を図るとともに、持分法による投資利益ならびに為替差益が業績に大きく寄与したことにより、前年同期比31.4%増の54億7千3百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は、前年同期比27.5%増の37億3千3百万円となりました。 (略)