2022年10月28日

株式会社商船三井（代表取締役社長：橋本剛、本社：東京都港区、以下「当社」）は、当社100%出資子会社を通じて、大手エネルギーメジャー1社（以下、「傭船者」）と新造LNG船（以下、「本船」）1隻の複数年の定期用船契約を2022年度第二四半期に締結しました。

本船は、大宇造船海洋株式会社（本社：韓国、以下「DSME」）にて建造され、2026年に竣工予定です。本船は燃料消費効率を改善した最新型のMAN Energy Solutions社製エンジン（ME-GA）を搭載しており、従来のLNG船と比べ環境に配慮した仕様を採用しています。

本船は更に、航行中のCO₂排出量を低減するAir Lubrication System（註1）及びShaft Generator (註2)を搭載しております。

当社は「商船三井グループ 環境ビジョン 2.1」に則り環境課題に向き合い、今後もグループ一丸となって持続可能なGHGネットゼロ・エミッションの実現に取り組み、低・脱炭素化社会の実現に貢献していきます。

（註1）気泡を活用して船体と海水の間の抵抗を低減し、燃費効率を向上させる装置。（註2）主機駆動の発電機。これにより、主機運転中にディーゼル発電機を稼働させずに済むようになり、燃料・ガス消費量の低減につながる。

＜本船概要＞

【商船三井グループが設定した5つのサステナビリティ課題】
商船三井グループでは、事業を通じて優先的に取り組むべき社会課題として特定した「サステナビリティ課題」への対応を推進することで、持続可能な社会の実現に貢献します。本件は、5つのサステナビリティ課題の中でも特に「Environment -海洋・地球環境の保全-」および「Innovation -海の技術を進化させるイノベーション-」にあたる取り組みです。