NEWS

物流ニュース

マルチブック/グローバル企業向けクラウドERP「multibook」、海外DXを推進する新機能提供開始

物流システム 2023.06.17

グローバル企業向けクラウドERP「multibook」、海外DXを推進する新機能提供開始 

受注伝票に関する伝票フローと伝票処理状況の可視化、伝票処理の半自動化実現

〜商社・販社の業務を効率化〜

海外拠点を持つ企業の経営管理を支援するクラウドERP※「multibook (マルチブック)」を提供する株式会社マルチブック(東京都品川区、代表取締役CEO:渡部 学、以下「当社」)は、商社・販社向け機能として、受注から発注、入庫、出庫、請求等の伝票フローと、伝票処理状況を可視化するロジスティクス伝票フロー図と、グローバル取引の多大な伝票処理を半自動化し、省力化・効率化を推進する機能の提供を開始します。

 

新機能「ロジスティクス伝票フロー図」デモ画面新機能「ロジスティクス伝票フロー図」デモ画面

 

※ERP…Enterprise Resources Planning の略称で、企業経営の基本となる資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を一元管理し有効活用する考え方です。企業の基幹業務を支援する「基幹システムパッケージ」を指すことが多く、データに基づいた経営や業務効率化を実現します。

■ロジスティクス伝票フロー図開発の背景
グローバル企業のロジスティクス業務においては、日々多くの商品がさまざまな国をまたいで移動しています。グローバル3国間取引では、取引ごとに、受注、発注、入庫、出庫、販売先への請求、仕入先からの請求と多くの伝票が発生するため、伝票登録の業務負荷が重く、また煩雑になりがちです。
「multibook」ではロジスティクスと会計のリアルタイム連携が実現されており、二重入力や帳簿間の不整合は発生せず、一定程度の効率化は実現済みでしたが、グローバルで取引が行われ、伝票数が多く発生する商社・販社でのさらなる業務の効率化を実現する機能強化が検討されていました。また「multibook」利用ユーザーから、伝票処理の効率化だけでなく、受注取引をベースとして伝票間の整合性や伝票処理のステータス、収益性などの見える化の要望が多く寄せられるようになり、伝票処理の効率化とあわせて、商社・販社向け機能として開発に至りました。

■ロジスティクス伝票フロー図機能の概要
受注伝票を起点として、後続伝票フローがビジュアル化されているため、伝票処理のステータスを瞬時に把握できます。さらに伝票フローから個々の伝票照会画面への遷移、伝票承認、後続伝票登録機能への遷移が可能で、ポータルとしても利用できます。また、伝票フロー上で受注に紐付く請求伝票、出庫伝票の情報から売上と売上原価を取得し、粗利・粗利率を表示、さらに、受注金額と請求金額、発注金額と仕入先からの請求金額の整合性を確認することができます。

<機能特徴>
1、受注金額と請求金額、発注金額と仕入先からの請求金額の整合性を確認することができます。
2、受注単位の粗利、粗利率を確認することができます。
3、各伝票の重要な日付情報やステータスを確認することができます。
4、各伝票の照会や承認、後続伝票の登録機能へ遷移することができます。

 

新機能「ロジスティクス伝票フロー図」利用イメージ新機能「ロジスティクス伝票フロー図」利用イメージ

 

■ロジスティクス伝票処理効率化機能開発の背景
商社や販社では、グローバル3国間取引が行われることが多く、商流の中心となるため、1取引ごとに、得意先とは受注、出庫、請求、仕入先とは発注、入庫、仕入先請求と多くの伝票登録が必要です。海外で利用可能なERPソフトは少なく、「multibook」は商社や販社での導入実績もあり、商社、販社のDXを推進し、業務改善に貢献するため、ロジスティクス伝票処理効率化機能の開発に至りました。

■ロジスティクス伝票処理効率化機能の概要
受注伝票を参照して、発注伝票登録を行う際、共通する情報(品目、数量、納期、摘要、得意先発注番号、納品先情報(直送))については受注伝票から購買発注伝票へ自動編集を行い、発注先の仕入先も、事前にマスタ設定することにより、受注情報から自動提案され、ほぼ入力作業を行うことなく、購買発注伝票の登録を完了することができます。また、出庫伝票を入力する際も、入庫伝票と情報(品目・数量など)が共通するので、入庫伝票内容を出庫伝票に自動反映し、ほぼ入力作業を行うことなく、出庫伝票登録を完了することが可能です。

なお今回発表した2つの機能は「multibook」ロジスティクス機能の標準機能となり、ロジスティクス機能を利用する企業は追加契約なしで利用することができます。

<機能特徴>
1、受注伝票から共通する情報を購買発注伝票に自動設定します。
2、受注伝票情報から発注先の仕入先候補を提案します。
3、入庫伝票から共通する情報を出庫伝票に自動設定します。

ロジスティクス伝票処理効率化機能 利用イメージロジスティクス伝票処理効率化機能 利用イメージ

 

 

■クラウド型会計・ERP「multibook」概要
海外拠点管理に最適なクラウド型会計・ERPサービスです。海外拠点の業務標準化・人材不足への対応・連結決算早期化・各拠点の業績の見える化などの経営管理課題を解決します。12言語※・複数帳簿に対応し、各言語・通貨での会計業務や為替の換算が可能で、複数拠点を本社で一元管理できます。
製造・商社・飲食・建設など多業種にわたり、上場企業から非上場企業まで、31ヵ国・250社への導入実績があります。
サービス名:multibook(マルチブック)
URL:https://www.multibook.jp/
利用料金:月額7万円〜(運用サポート費用1万円/月含む)。
主な機能:12言語対応※、各言語・通貨による会計、固定資産管理、在庫管理、経費精算、連結会計連携、ロジスティックス、リース管理等
※12の対応言語:
日本語、英語、タイ語、ベトナム語、韓国語、ミャンマー語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、中国語(繁体字・簡体字)、インドネシア語

■株式会社マルチブック 会社概要
会社名:株式会社マルチブック
代表者:代表取締役CEO渡部学
設立:2000年9月
本社:東京都品川区西五反田1-1-8 NMF五反田駅前ビル5階
海外拠点:シンガポール ・タイ ・香港 ・ オランダ ・ドイツ
事業内容:クラウド型会計・ERPサービス「multibook」等の企画・開発・提供
URL:https://www.multibook.jp/

Translate »