ボッシュ/栃木工場でiBoosterの生産を開始 SCM・製造拠点 2023.06.17 ボッシュ、栃木工場でiBoosterの生産を開始自動車の電動化・自動化を支える電動ブレーキブースター 小型車向けの派生製品「iBooster compact」も栃木工場にて生産開始 世界で生産するiBoosterの約60%を日本の自動車メーカーに納入予定 ロバート・ボッシュGmbHシャシーシステム コントロール事業部製造担当役員 ウルリヒ・シュミット:「日本での生産開始は日本市場への強いコミットメントの表れ」 生産開始にあわせ、栃木工場にて記念式典を実施 Download image Download image Download image Download image Download imageウルリヒ・シュミット Download image松村宗夫 東京 — グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーであるボッシュの日本法人、ボッシュ株式会社(東京都渋谷区)は2022年9月20日、栃木工場において電動ブレーキブースター「iBooster」の生産を開始しました。同工場では、日本の自動車メーカーの小型車への要望に対応した派生製品「iBooster compact」の生産も、同時に開始しています。 電動化および自動化の進展に伴い、ハイブリッドおよび電気自動車などの低負圧・無負圧に対応し、優れたエネルギー回生と快適なブレーキ制御を担う電動ブレーキブースターへの需要が高まりを見せています。ボッシュはiBoosterの世界生産台数を、現在の年間800万台から2026年には1,100万台まで拡大し、そのうち約6割を日本の自動車メーカー向けに納入する予定です。このような背景から、ボッシュではiBoosterの最大の顧客である日本の自動車メーカーからの要望に迅速かつ柔軟に対応することができるよう、iBoosterを栃木工場で製造することを決定しました。iBoosterは、負圧を必要とせず、ペダルフィーリングのカスタマイズ、衝突被害軽減ブレーキの性能向上、優れた回生効率、そして自動運転下における冗長性など、高性能なブレーキ性能を実現する新しい電動ブレーキブースターです。なお、ボッシュは今回の生産開始に対して、製造設備費として30億円を投じています。 ロバート・ボッシュGmbHのシャシーシステム コントロール事業部にて製造担当役員を務めるウルリヒ・シュミットは、日本におけるiBooster生産開始に対して次のように述べています。「ボッシュでは、世界自動車生産台数のうち約30%の生産を担う日本の自動車メーカーおよび日本市場を、非常に重要視しています。日本の自動車メーカーから需要が高いiBoosterの生産を日本で開始することは、ボッシュの日本市場に対する強いコミットメントの表れです」 栃木工場は1990年の設立以来、四輪向け横滑り防止装置(ESC)や四輪、二輪向けアンチロックブレーキシステム(ABS)など、ブレーキ関連製品の製造で長きにわたる実績を有しています。また、iBoosterの製造には、ドイツと同様の最先端の自動化技術を導入することで、生産性ならびに品質の向上を図ります。 iBooster生産開始の記念式典を実施ボッシュは同日、iBoosterの生産開始を記念して、栃木工場で式典を実施しました。式典では、ウルリヒ・シュミットをはじめ、ボッシュ株式会社代表取締役社長クラウス・メーダー、専務執行役員シャシーシステム コントロール事業部長の松村 宗夫が登壇。約80名の従業員が出席し、iBoosterの生産開始を祝うスピーチや鏡開きが行われました。 松村はiBoosterの生産開始に伴い、次のように語っています。「次世代の主力製品となるiBoosterを日本で製造できることを、大変誇りに思います。日本に製造拠点を構えることで、お客様との技術的なコミュニケーションもこれまで以上に密なものとなり、よりご要望に即した製品の開発が可能となります。従業員一丸となって、日本の自動車産業の発展に貢献してまいります」 ボッシュでは2013年に他社に先駆けて電動ブレーキブースターの第1世代を市場投入しました。2022年末までの世界累計出荷台数は2,200万台となる見込みで、20以上の自動車メーカーに採用されています。 【栃木工場 概要】 所在地: 栃木県那須塩原市北赤田1588-1 操業開始: 1990年4月 主要生産品: iBooster、横滑り防止装置(ESC)、四輪、二輪向けアンチロックブレーキシステム(ABS)、センサー 従業員数: 517名(2022年7月1日現在) 報道関係対応窓口:古市 愛子浄土寺 真理子電話:+81-3-5485-3393 日本のボッシュ・グループ概要日本のボッシュはボッシュ㈱、ボッシュ・レックスロス㈱、その他の関係会社から構成されます。ボッシュ㈱は自動車用パーツの開発、製造、販売そしてサービスの業務を展開し、また自動車用補修パーツや電動工具も取り扱っています。ボッシュ・レックスロスは油圧機器事業、FAモジュールコンポーネントやその他のシステムの開発と生産を行い、日本の産業機器技術に貢献しています。さらにボッシュセキュリティシステムズ株式会社は、人命や建築物、財産などを守る製品とソリューションの提供を主要な事業としています。2021年の日本のボッシュ・グループの第三者連結売上高は約2,950億円で、従業員数は約6,350人です。 世界のボッシュ・グループ概要ボッシュ・グループは、グローバル規模で革新のテクノロジーとサービスを提供するリーディングカンパニーです。2021年の従業員数は約40万2,600人(2021年12月31日現在)、売上高は787億ユーロ(約10.2兆円*)を計上しています。現在、事業はモビリティ ソリューションズ、産業機器テクノロジー、消費財、エネルギー・ビルディングテクノロジーの4事業セクター体制で運営しています。ボッシュはIoTテクノロジーのリーディングプロバイダーとして、スマートホーム、インダストリー4.0さらにコネクテッドモビリティに関する革新的なソリューションを提供しています。ボッシュは、サステイナブル、安全かつ魅力的なモビリティを追求しています。ボッシュはセンサー技術、ソフトウェア、サービスに関する豊富な専門知識と「Bosch IoT cloud」を活かし、さまざまな分野にまたがるネットワークソリューションをワンストップでお客様に提供することができます。ボッシュ・グループは、AI(人工知能)を搭載する、もしくはAIが開発・製造に関わった製品を提供することで、コネクテッドライフを円滑にすることを戦略目標に掲げています。ボッシュは、革新的で人々を魅了する全製品とサービスを通じて生活の質の向上に貢献します。つまり、ボッシュはコーポレートスローガンである「Invented for life」-人と社会に役立つ革新のテクノロジーを生み出していきます。ボッシュ・グループは、ロバート・ボッシュGmbHとその子会社440社、世界約60カ国にあるドイツ国外の現地法人で構成されており、販売/サービスパートナーを含むグローバルな製造・エンジニアリング・販売ネットワークは世界中のほぼすべての国々を網羅しています。ボッシュは2020年第一四半期に、世界400超の拠点でカーボンニュートラルを達成しています。ボッシュの未来の成長のための基盤は技術革新力であり、世界129の拠点で約7万6,100人の従業員が研究開発に、そのうち約3.8万人がソフトウェアエンジニアリングに携わっています。 *2021年の為替平均レート、1ユーロ=129.8855円で計算 さらに詳しい情報は 以下を参照してください。www.bosch-press.com ボッシュ・メディア・サービス(英語)www.bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式ウェブサイト(日本語)https://twitter.com/Boschjapan ボッシュ・ジャパン 公式ツイッター(日本語)https://www.facebook.com/bosch.co.jp ボッシュ・ジャパン 公式フェイスブック(日本語)https://www.youtube.com/boschjp ボッシュ・ジャパン 公式YouTube(日本語)