日本水産/アクアプラットフォームを設立、「集約型流通事業」に着手 物流全般 2023.06.17 (株)アクアプラットフォームを設立、「集約型流通事業」に着手 日本水産株式会社(代表取締役 社長執行役員 浜田 晋吾、東京都港区、以下「ニッスイ」)では、水産品を中心とした食品の軽加工やピッキング・配送などの物流機能を統合的に受託するプラットフォーム「集約型流通事業」に新たに着手するため、9月1日に株式会社アクアプラットフォーム(代表取締役社長 木村 健司)を設立しました。 本社所在地は、日水物流株式会社(代表取締役社長 新藤 哲也、東京都港区、日本水産(株)100%子会社)の東京物流センター(大田区東海)内で、ここに流通プロセスセンターを併設します。 新会社は本事業の主体となり、流通プロセスセンターの運営および営業活動を実施します。 量販店水産売場や宅配では、鮮魚加工従事者の減少や技術伝承の困難性により、切身や刺身などの水産品の軽加工を外部化する動きが強まっています。また急速に拡大しているEコマースでは、これに加えてピッキングや配送などの物流機能も求められています。 ニッスイはグループ内にこれらの機能を擁していることから、これらを集結してITにより一元管理してローコストオペレーションの実現を目指します。 流通プロセスセンターの具体的な業務内容は、商品の保管管理、受発注管理、水産品の軽加工、値付け、商品の温度帯変更、店舗別商品仕分け(ピッキング)、商品出荷などで、量販店のバックヤードとセンター業務を代行する機能を備えます。 この事業により、受託業務の売上のほか、日水物流の冷蔵倉庫の稼働向上や、将来的には当社グループ企業各社の食材化商品の取扱い拡大も期待できます。 新会社では、2023年1月よりピッキングおよび配送業務を開始する予定です。また、2022年10月に同センター建物の一部の改造に着工し、2023年4月より新会社の加工機能として稼働を開始する予定です。 当面は首都圏を対象としますが、今後は関西地区・中京地区への拡大も検討していきます。 ニッスイの「創業の理念」では、「水の水道におけるは水産物の生産配給における理想である」を謳っています。本事業はこの理念のもとに、お客さまに食品をお届けする段階の流通インフラを整備するものです。軽加工・ピッキング・配送などの求められる多様な機能を最適かつ効率的に運営することにより、水産物を中心とする食品の円滑な供給を実現すると同時に、新しい「食」を通じて社会に貢献してまいります。 この事業は、本年度を初年度とする中期経営計画「Good Foods Recipe1」(2022〜24年度)において、新しい「食」を創造する新規事業領域の一つです。 【株式会社アクアプラットフォーム 会社概要】 本社所在地:東京都大田区東海6-1-2(日水物流株式会社東京物流センター内) 代表者:代表取締役社長 木村 健司 事業内容:水産物を中心とした食品の軽加工・流通事業 設立:2022年9月1日 資本金:1億円 株主:日本水産株式会社70%、日水物流株式会社20%、株式会社水産流通10% 従業員数:20名