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日本GLP/埼玉県上尾市でマルチテナント型施設「GLP 上尾」を着工

物流不動産・施設 2023.06.17

埼玉県上尾市でマルチテナント型施設「GLP 上尾」を着工

地域と調和し、就労者の生産性向上に寄与するバイオフィリックデザイン

先進的テクノロジーを駆使した物流施設開発とソリューションのリーディングプロバイダーである日本GLP(本社所在地:東京都港区、代表取締役社長:帖佐 義之、以下「日本GLP」)は、埼玉県上尾市で総延床面積約105,000㎡の先進的物流施設「GLP上尾」の起工式を本日執り行いましたのでお知らせします。「GLP 上尾」は、2024年3月に竣工を予定しており、投資総額は約230億円です。

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「GLP 上尾」完成イメージ

 「GLP 上尾」は、横浜ゴム上尾配送センターの跡地に建設され、首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「桶川加納IC」より約7.5km、東北自動車道「岩槻IC」から約10.5km、そして首都高速道路「与野IC」より約11.0kmの場所に位置し、関東一円から東北エリアまでを網羅できる、物流拠点として優れた立地にあります。また、JR高崎線「上尾駅」から約1.2km(徒歩約15分)、JR高崎線「宮原駅」からはバスで約9分と公共交通機関でのアクセスが容易であることに加え、施設周辺には住宅地が広がっていることから雇用確保の点において優位性があります。

 「GLP 上尾」は、上尾周辺のエリアでは希少な大型マルチテナント型先進的物流施設です。入居対象の企業としては、DC型[1](メーカー、中小3PLなど)やEC(医薬品・医療機器、マスターリース会社など)、そしてTC型[2](配送・運送会社、小売り・卸など)を想定し、幅広い業種のニーズに対応する仕様、設計プランを提供します。

 「GLP 上尾」は、”Co, well-being”を開発コンセプトとし、施設で働く方々と地域住民の方々の健康に寄与する施設として開発します。バイオフィリックデザイン[3]を採用した内外装デザインにより、快適な就労環境を整備することで、施設で働く方々の心身の健康に加えて生産性向上にも寄与し、さらに入居企業へ安定した雇用をサポートすることで事業成長に貢献することを目指します。また、敷地内の緑地を一部パークエリアとして開放し、緑豊かな遊歩道やベンチを設置した休憩スペースを設置するなど、地域住民の方々の利便性をサポートし地域に調和する施設として開発します。

 「GLP 上尾」が立地する上尾市は、都市計画マスタープランの中で「暮らしの場として選ばれるまち~便利、快適、活力、安全・安心、魅力を備えた質の高いまちづくり~」[4]をまちづくりのテーマに掲げ、地域の豊かな将来像を実現する基本方針を設定しています。当施設は上尾市のまちづくりの一環として、緑や自然の保全や創出を期待されています。「GLP 上尾」は緑・自然を利用したバイオフィリックデザインで、上尾市の都市計画の推進にも寄与し地域の発展と豊かな暮らしに貢献できる施設を目指します。

【当施設の特長】
・ 3つのフロアコンセプトによるハイブリッド型施設
① 圏央道沿いの在庫拠点ニーズに対応するDC型(4-5階)
② ECや流通加工ニーズに対応(2-3階)
③ ラストワンマイルの拠点ニーズに対応するTC型(1階)
・ 各階を4分割プランとしており、最小区画面積は約4,000㎡、最大区画面積約90,000㎡とし、ニーズに応じてフレキシブルに対応可能
・ 1-4階は各階アクセスができ、4-5階は二層使いが可能な片車路形式のダブルランプウェイ
・ 輸配送能力向上をサポートする両面バース
・ 縦搬送能力を高める垂直搬送機の4-5階への設置
・ 5階は床荷重を2t/㎡、有効天井高は一部約7.25mとし、物流オペレーションを高効率化
・ 施設全体にバイオフィリックデザインを採用し、働く環境の快適性を確保しながら、就労者の生産性向上にも寄与

【当施設のサステナビリティについて】 BCPの面からは、「GLP 上尾」の立地する土地は液状化・洪水・地震のいずれにおいても災害発生リスクが極めて低く[5]、社会インフラの一つである物流を止めない施設としての活用が期待できます。また環境への配慮として、自家消費型の太陽光パネルを設置することを検討しており、入居企業の脱炭素化に向けたサステナブルな取り組みをサポートします。

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カフェテリアイメージ

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エントランスイメージ

 日本GLP代表取締役社長の帖佐 義之は、「『GLP上尾』は、バイオフィリックデザインを適用し、施設で働く方々の健康と生産性向上に寄与するとともに、地域住民の方にもパークエリアに立ち寄っていただけるなど、地域と調和した施設を目指しています。また当施設は都心へのアクセスにも優れ、様々なニーズに柔軟に対応できる高品質な施設です。周辺には住宅地があることから、雇用の機会に恵まれ、利便性も高い立地であることから地域経済の新たな中心地としてさらに発展することを期待しています。日本GLPはこれからも、入居企業の物流オペレーションの更なる向上をサポートするとともに環境に配慮した施設を提供し、快適で豊かな就労環境を整え、企業と地域の持続可能な発展に貢献する施設づくりを推進してまいります」と述べています。

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「GLP 上尾」広域図

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「GLP 上尾」周辺図

■施設概要
施設名:「GLP 上尾」
所在地:埼玉県上尾市愛宕6丁目1-22
敷地面積:約46,000㎡
延床面積:約105,000㎡
構造:地上5階建て、免震PC造
着工:2022年9月
竣工:2024年3月(予定)
認証取得:LEEDゴールド認証(予定)、ZEB Ready認証(予定)

以上


[1] ディストリビューションセンター(Distribution Center)の略称で、荷物を入荷して保管し、必要に応じて出荷を行う保管機能を有する物流拠点。
[2] トランスファーセンター(Transfer Center)の略称で、入荷した荷物の積替えを行い、保管せずに出荷を行う出荷機能を有する物流拠点。
[3] 人間が先天的に持つ「自然を好む性質=バイオフィリア(biophilia)」を設計に適用したデザイン。
バイオフィリックデザイン空間で働く人材は通常の空間と比較して生産性6%、創造性15%、幸福度15%高くなるといわれています。(出典:ロバートソン・クーパー社 ヒューマン・スペース『世界中の職場におけるバイオフィリックデザインの効果』)
[4] 上尾市HP「上尾市の都市計画」
https://www.city.ageo.lg.jp/page/044117041801.html
[5] 上尾市HP「上尾市防災ガイドブックおよび上尾市水害ハザードマップ」
https://www.city.ageo.lg.jp/page/036112060611.html

日本GLP株式会社について( https://www.glp.com/jp)
 日本GLP株式会社は、2009年に設立されたGLPの日本法人で、同年3月に事業を開始しています。日本の主要な物流拠点を網羅する都市で、約170物件以上・総延床面積約1,000万㎡の施設を開発・運営しており、都市の生活や経済活動を支える重要なインフラとしての、高機能かつ環境にも配慮した物流施設を提供しています。また、新規事業としてデータセンター、再生エネルギー事業を展開しています。GLPでは、事業展開している地域社会およびその環境に配慮し、持続可能な社会の形成に貢献すべく包括的なESGポリシーを策定しています。

GLP Pte Ltd.について( https://www.glp.com/global/)
 GLP Pte. Ltd. (GLP)は物流、不動産、インフラストラクチャー、金融をはじめとするセクターおよびその関連テクノロジーを対象とする世界的な投資会社です。投資および施設運営の専門知識を有し、顧客そして投資家の皆様に新たな価値を提供しています。日本、ブラジル、中国、ヨーロッパ、インド、米国、ベトナムにおいて事業を展開しており、1,200億米ドル超(2022年3月末現在)の資産を運用しています。

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