パナソニック カーエレクトロニクス/配送業界の働き方改善に貢献、DRIVEBOSS配送・巡回効率化機能を強化 物流システム 2023.06.17 配送業界の働き方改善に貢献 DRIVEBOSS配送・巡回効率化機能を強化 パナソニック カーエレクトロニクス株式会社(本社:東京都品川区、社長:荒屋 和浩、以下、PCE)は、「DRIVEBOSS(ドライブボス)」に新機能を追加します。 DRIVEBOSSは、効率配車AI技術を活用し、種々の制約条件を考慮して配車計画を自動で作成するシステムです。従来の配送時間帯の指定機能に、積載量管理やドライバースキル等の制約条件を追加し、複数台の車両と数百件の訪問先の配送・巡回計画を一括で効率的に作成できる機能を2022年10月から追加します。この機能強化により、巡回時間や稼働台数の削減による配送・巡回の効率化や、延着・早着(待機時間)を防止します。 また、2023年には、作成した配送・巡回計画に合わせたルート案内や業務実績を記録するスマートフォンやタブレットとの連携も予定しています。 配送業界では、2024年施行予定の働き方改革関連法によって、ドライバーの労働時間に上限(時間外労働 年960時間)が設定されます。従来のドライバー不足の課題もあり、さらなる現場の生産性向上・効率化が求められます。 これに対応して、DRIVEBOSSは、PCEが介護業界でのデイサービスの送迎業務の効率化で培ってきた効率配車AI技術をさらに強化することで、延着・早着(待機時間)を防止する配送時間帯を守りながら、限られた車両数とドライバー数でより効率的に配送・巡回業務が行えるようになります。 導入企業との机上シミュレーション(※)では、配車担当者が作成した配車計画とDRIVEBOSSの効率配車AI技術の配車計画を比較。DRIVEBOSSでは、配車計画作成時間を約1時間削減し、ドライバー1人当たりの配送所要時間も約2時間短縮できました。また、車両台数も削減できることを確認しました。※シミュレーション時の条件:27~29台の車両を使用した業務の3配送日の平均値。ルート計画の作成は1人で行った場合。 さらに、スマートフォンやタブレットとの連携により、配送先へのルート案内に加え、運転者が時間を要している業務活動日報(記録)の作成工数の削減と、運転者ごとに異なる、急加速・急減速・速度超過等の運転状況を自動で集約。こうしたデータを元に安全運転の啓蒙を行うことで、交通事故の予防にも貢献します。 PCEは今後、配送・巡回業務に特化した機能強化や関連機器との連携などを進め、配送業界の課題解決と新たな価値提供を目指します。 <特長>1.複数台の車両の配送・巡回計画を一括で作成・配送・巡回可能な時間帯、積載量、ドライバースキル等の制約条件を考慮して、複数台の車両と数百件の訪問先の配車計画を一括自動作成。・延着・早着(待機時間)を防止し、効率的な配送・巡回計画の作成が可能。(2022年10月、実装予定) 2.スマートフォン/タブレットとの連携・輸配送計画のダウンロードとルート案内、業務実績のスムーズな記録が可能。(2023年、実装予定) 3.運転評価データを活用した安全運転の啓蒙・運転者ごとの急加速/急減速/速度超過等の運転状況を自動で評価・集約し、社内の安全運転指導に役立てられる。(2023年、実装予定) 4.充実した導入サポートとサービス提供・企業ごとのニーズに合わせた導入サポートと、リーズナブルな一次費用・月額利用料でサービス利用が可能。 詳細内容は下記のウェブサイトからご確認ください。・DRIVEBOSS 配送・巡回効率化機能 詳細ウェブサイトhttps://www.car.panasonic.co.jp/pce_top/news/20220824-04.html <関連情報>・パナソニック カーエレクトロニクスのウェブサイトhttps://www.panasonic.com/jp/company/pce.html・DRIVEBOSSのウェブサイトhttps://www.car.panasonic.co.jp/pce_top/ ※画面は開発中ため、変更となる可能性があります。 記事の内容は発表時のものです。商品の販売終了や、組織の変更等により、最新の情報と異なる場合がありますのでご了承ください。