トレーディア/経常利益は前年比17・7%減(2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 営業収入 営業利益 経常利益 当期純利益 2023年3月期第1四半期 4,923 17.3 28 △53.8 133 △17.7 94 △19.62022年3月期第1四半期 4,195 - 61 - 162 - 117 -(注)包括利益 2023年3月期第1四半期 60百万円 (△53.1%) 2022年3月期第1四半期 129百万円 (-%) (略) 1.当四半期決算に関する定性的情報(1)経営成績に関する説明当第1四半期連結累計期間におけるわが国経済は、3月にまん延防止等重点措置が解除されたことから、人出が増加するなど消費活動が活発になり、景気回復に向けて明るい兆しが見られました。その一方で、アメリカの政策金利引き上げに端を発した急激な円安の進行や、原油や輸入原材料の調達コスト高止まり、ロシア・ウクライナ情勢の長期化、中国のゼロコロナ政策による上海ロックダウン等、景気の下振れも懸念され、当社グループが属する港湾物流業界における貿易に関しましては、逆風が吹く状況となりました。上海ロックダウンは6月から解除され、中国関連の荷動きは正常化に向かいつつあるものの、引き続き先行きの見通せない状況が続くものと予想されます。当社グループはこのような状況下におきまして、顧客ニーズに柔軟に対応した積極的な営業展開に努めてまいりました結果、総取扱量は前年同期比0.6%減少しましたが、国際部門の牽引により、営業収入は前年同期比17.3%増の49億23百万円余(対前年同期7億27百万円余増)となりました。損益面につきましては、仕入価格の高騰により、営業総利益は前年同期比9.2%減の2億18百万円余(対前年同期22百万円余減)となりました。営業損益は、一般管理費の増加により、前年同期比53.8%減の28百万円余の利益(対前年同期33百万円余減)、経常損益は、受取配当金が増加したものの、持分法による投資利益等が減少したことにより前年同期比17.7%減の1億33百万円余の利益(対前年同期28百万円余減)となりました。このため、親会社株主に帰属する四半期純利益は前年同期比19.6%減の94百万円余(対前年同期23百万円余減)となりました。 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。①輸出部門輸出部門におきましては、食料品、化学工業品の取扱いが増加したものの、雑貨と機械機器製品が減少し、取扱量は前年同期比で微増となりました。しかしながら、上海ロックダウンの影響で取扱件数減少に伴い通関料収入等も減少し、収益性が悪化したことから、輸出部門の営業収入は前年同期比1.4%減の6億83百万円余(対前年同期9百万円余減)、セグメント損失16百万円余(前年同期はセグメント利益12百万円余)の計上となりました。 ②輸入部門輸入部門におきましては、機械製品、繊維製品の取扱いが減少しましたが、雑貨が大きく増加し、取扱量は前年同期比8.6%増加となりました。しかしながら、機械製品、繊維製品の減少に伴う営業収入の落ち込みを補うに至らず、また、上海ロックダウンの影響で取扱件数減少に伴い通関料収入等も減少し、収益性が悪化したことから、輸入部門の営業収入は前年同期比3.9%減の12億21百万円余(対前年同期49百万円余減)、セグメント損失31百万円余(前年同期はセグメント損失30百万円余)の計上となりました。 ③国際部門国際部門におきまして、輸出は、インド向け設備や、欧米向け事務機器など長距離輸送案件が堅調に推移したことに加え、南米向け航空便の大口案件も収入増に寄与しました。輸入においては、上海ロックダウンの影響で衣類関連の取扱いが減少しましたが、東南アジアからの家具類、衛生関連商品、北米からの化学品航空輸送などが堅調に推移し、収入増となりました。その結果、営業収入は前年同期比36.3%増の29億76百万円余(対前年同期7億92百万円余増)となりましたが、仕入価格の高騰の影響で、セグメント利益は前年同期比2.6%減の61百万円余(対前年同期1百万円余減)の計上となりました。 ④倉庫部門倉庫部門におきましては、安定した賃料収入により、営業収入は前年同様の14百万円余となりました。セグメント利益は前年同様の13百万円余の計上となりました。 ⑤その他船内荷役等の営業収入は前年同期比17.0%減の27百万円余(対前年同期5百万円余減)となり、セグメント利益は前年同期比42.0%減1百万円余(対前年同期1百万円余減)の計上となりました。(注) 上記のセグメントの営業収入には、セグメント間の内部営業収入0百万円余を含んでおります。 (略)