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東洋水産/冷蔵事業のセグメント利益は前年比0・8%減(2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2023年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高    営業利益  経常利益  当期純利益

2023年3月期第1四半期 103,127 23.3  10,727 27.7  11,330 25.9   8,649 34.3
2022年3月期第1四半期 83,640 △2.3  8,399 △19.1  8,996 △18.7  6,440 △23.3
(注)包括利益 2023年3月期第1四半期 23,793百万円 (310.6%) 2022年3月期第1四半期 5,795百万円 (△27.2%)

(略)

1.当四半期決算に関する定性的情報
(1)経営成績に関する説明
 当第1四半期連結累計期間における我が国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にありました。先行きにつきましては、感染対策に万全を期し、経済社会活動が正常化に向かう中で、各種政策の効果もあって、持ち直していくことが期待されますが、ウクライナ情勢及び感染症が内外経済に与える影響や金融資本市場の変動等の影響を注視する必要があります。
このような状況の中、当社グループは「Smiles for All.すべては、笑顔のために。」という企業スローガンの下で「食を通じて社会に貢献する」「お客様に安全で安心な食品とサービスを提供する」ことを責務と考え取り組むとともに、厳しい販売競争に対応するため、より一層のコスト削減並びに積極的な営業活動を推進してまいりました。
この結果、当第1四半期連結累計期間の経営成績は、売上高は103,127百万円(前年同四半期比23.3%増)、営業利益は10,727百万円(前年同四半期比27.7%増)、経常利益は11,330百万円(前年同四半期比25.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は8,649百万円(前年同四半期比34.3%増)となりました。
なお、当第1四半期連結累計期間末の為替換算レートは、136.64円/米ドル(前第1四半期連結累計期間末は、110.61円/米ドル)であります。

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。
水産食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛が減少傾向となったこと等で、コンビニエンスストア向け商品の販売数量が伸長いたしました。また、各地の前浜事業や銀鮭商品の販売が好調に推移しました。その結果、売上高は7,349百万円(前年同四半期比17.8%増)、セグメント利益は、仕入価格の高騰や原油高の影響による仕入コスト、物流コストの上昇があったことから118百万円(前年同四半期比10.7%減)となりました。
海外即席麺事業は、新型コロナウイルス感染症拡大前と比較して需要が高い状況が継続する中、米国は袋麺では主力商品 「Ramen」シリーズが 増収となり、カップ麺では主力商品 の「Instant Lunch」シリーズを 始め、「Yakisoba」「Bowl」シリーズも好調に推移し増収となりました。メキシコは、主力商品のカップ麺、袋麺ともに好調に推移したことで増収となりました。その結果、売上高は41,555百万円(前年同四半期比72.0%増)、セグメント利益は、主原料価格上昇による原材料費増加があったものの、売上高の増加等により6,386百万円(前年同四半期比119.3%増)となりました。
国内即席麺事業は、カップ麺、袋麺ともに製造コストが上昇する中、安心・安全で高品質な商品を安定的に供給するため、6月に価格改定を実施し、価格改定後の需要底上げに努めております。カップ麺では主力商品である「赤いきつねうどん」「緑のたぬき天そば」を中心に拡売に努めたものの、カップ麺全体では減収となりました。
袋麺では4月に発売した「マルちゃんZUBAAAN!」シリーズの上乗せにより増収となり、即席麺全体では増収となりました。その結果、売上高は21,655百万円(前年同四半期比2.5%増)、セグメント利益は、広告宣伝費、動力費の増加等により1,273百万円(前年同四半期比52.2%減)となりました。
低温食品事業は、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策としての外出自粛が減少傾向となったこと等で、外食向け、事業所給食向けの業務用商品の販売が伸長いたしました。また、生麺では製造コストが上昇する中、安心・安全で高品質な商品を安定的に供給するため、4月に価格改定を実施したことに加え、主力商品の「マルちゃん焼そば3人前」シリーズ「マルちゃんの冷し生ラーメン3人前」シリーズを中心に拡売に努め増収となりました。その結果、売上高は13,452百万円(前年同四半期比1.4%増)、セグメント利益は、売上高の増加や価格改定の影響等により1,847百万円(前年同四半期比0.2%増)となりました。
加工食品事業は、フリーズドライ商品では5食入り袋スープ「素材のチカラ」シリーズ等を中心に販売先の拡大や家庭内喫食機会の増加等により増収となりました。米飯では3月に発生した福島県沖を震源とする地震による製造設備の損傷等の影響により一部の商品が休売となった影響等により減収となりました。その結果、売上高は4,394百万円(前年同四半期比0.6%減)、セグメント利益は、動力費の増加はあったものの、人件費の減少等により228百万円(前年同四半期はセグメント損失67百万円)となりました。
冷蔵事業は、今期に入り経済活動の正常化が進む中、前年までの国際的な物流の混乱等も徐々に落ち着きを見せ、冷蔵倉庫の取扱い物量が増加しました。また、通関や宅配等の付帯作業の取扱いも堅調に推移しました。その結果、売上高は5,750百万円(前年同四半期比4.7%増)、セグメント利益は、売上高の増加や省エネ対策等によるコスト削減はありましたが、エネルギー価格の上昇による動力費の増加もあり689百万円(前年同四半期比0.8%減)となりました。
その他は、主に弁当・惣菜事業であります。売上高は8,968百万円(前年同四半期比0.4%増)、セグメント利益は351百万円(前年同四半期比8.6%減)となりました。

(略)

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