トランコム／自動で配車計画を作成する配車システムを開発・導入 物流システム 2023.06.17 先進技術を用いて自動で配車計画を作成する配車システムを開発・導入～ 受注データから最適な出荷指示を作成し配車計画を最速で出力 ～ トランコム株式会社（本社:愛知県名古屋市、代表取締役社長執行役員:武部篤紀、以下「トランコム」）は物流 DX を進める中、配車業務の効率化、積載率の向上を目的にした配車計画自動作成システム「Bridge（ブリッジ）」を導入したことをお知らせいたします。開発においては、マルチバリューデータベースを基盤とした製品販売・サービスを提供する株式会社シマント（本社：東京都文京区、代表取締役：和田怜、以下「シマント」）と協業いたしました。 1. 開発・導入の背景物流センター事業の配送業務において、配送スケジュールや車両手配などを行う配車担当者は、膨大な荷物量に対して、過去の経験をもとに配車を行っています。最適な車両を効率的に組むことは、配車担当者の熟練の経験が必要で、複数拠点からの出荷を最適化することは非常に複雑な作業です。配車業務に関わる人員と業務時間は増え続けており、その課題解決を目的に、配車計画自動作成システムの開発・導入をいたしました。本システムは、広く利用されている地図を利用した自動配車とは違い、受注データから在庫の所在を確認し、幹線から支線までの一連の流れの中で半自動配車を実現した事が大きな特徴です。 2. システムの主な特徴● 複数のマスタやフォーマットのデータを一元化● 複数かつ膨大な組み合わせから、最適な配車パターンを自動かつ高速で算出拠点、在庫量、積載率、出荷日など複数の条件を踏まえた最適な配車計画を作成● 当日の配送状況や荷主からの変更要請に柔軟に対応できる、自由に配車計画を修正可能な半自動機能を搭載● 幹線、支線、巡回の複数種類の配車計画に対応、一連の流れを考慮した配車計画を作成可能 3. 導入による効果今回導入した物流センターでは、全国で約 900 台/日の配車を行っております。このシステムを導入したことにより、数時間かかる業務は 10 分の１に時間短縮、情報の一元管理により手作業や重複作業で発生していたミスの削減、配車担当者は 40 名から 23 名へ省人化、配車業務の属人化の解消につながりました。トランコムグループは、トラックドライバー不足や 2024 年問題などの解決に向けて、本システムを活用した効率的に「はこぶ」仕組みを構築、提供してまいります。 （略） 以下、詳細は下記アドレスを参照ください。 https://www.trancom.co.jp/files/topics/1140_ext_02_0.pdf
