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西川/新埼玉センターに自動棚搬送ロボットを導入

物流システム 2023.06.17

寝具メーカー 西川が物流現場のDXを促進!新埼玉センターに自動棚搬送ロボットを導入し、作業負担を軽減、容積効率を向上

西川株式会社は、当社の物流拠点である新埼玉センターにGreyOrange社の自動棚搬送ロボット「Ranger(TM)GTP(レンジャー ジーティーピー)」を21台導入し、 2022年7月より稼働を開始しました。

西川の物流拠点 新埼玉センター西川の物流拠点 新埼玉センター

■ 新埼玉センターへの自動棚搬送ロボット導入の背景
2020年に建設した新埼玉センターでは、これまでピッキング作業を人力で行なっていました。従業員は、広い倉庫内を歩いて移動し商品をピッキングしていたため、長距離歩行の負担がかかっていました。寝具・寝装品は重い荷物も多くあり、重労働の改善が課題でした。また、少子高齢化による人手不足に備えた対策も必要と考え、自動棚搬送ロボット「Ranger(TM)GTP」の導入によって、物流現場のDXを促進しました。

「Ranger(TM)GTP」で荷物を運ぶ様子「Ranger(TM)GTP」で荷物を運ぶ様子

■ 物流現場のDXによる作業負担の軽減、容積効率の向上
「Ranger(TM)GTP」は、物流施設の床面を走行するロボットと可搬式の専用棚を組み合わせ、棚ごと商品を作業者の元まで搬送し、ピッキングや棚入れに伴う作業者の歩行を大幅に削減するシステムです。 西川ではカバーリングやタオルなどの小物商品のピッキングエリアに「Ranger(TM)GTP」を導入しました。これにより、従業員の歩行距離や重労働の負担を軽減し、労働環境の改善に努めています。今後、本格稼働によって1日の作業効率を112時間削減、容積効率を従来の150%向上、一部商品の出荷自動化など、生産性の向上を目指しています。

■ 建物屋上に太陽光発電設備も導入
新埼玉センターでは太陽光発電設備も導入し、FIT制度(再生可能エネルギーの固定価格買取制度)の下で電力供給を開始しました。2,280枚の太陽光パネルを設置し、初年度の年間発電量は約924,567kWhの見込みです。昨今の高まる電力需要に些少ながら貢献しています。

新埼玉センターの太陽光発電新埼玉センターの太陽光発電

西川では、このたびの「Ranger(TM)GTP」導入を皮切りに、今後も物流現場のDXを促進し、労働環境の改善、および生産性の向上に努めてまいります。

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