日本郵船/比商船大学NTMAの卒業式典を2年半ぶりに開催 物流全般 2023.06.17 比商船大学NTMAの卒業式典を2年半ぶりに開催 2022年06月08日 開校15周年、コロナ禍も船員育成を継続 6月7日、当社がフィリピンのマニラ近郊でTransnational Diversified Group(以下TDG、注)と共同運営する商船大学NYK-TDG MARITIME ACADEMY (以下NTMA)は、新型コロナウイルス流行以前の2019年11月以来の卒業式を開催しました。 式典には越川和彦フィリピン共和国特命全権大使 や同国海事産業庁のロバートA.エンペドラド長官をはじめ多数の来賓を迎え、当社代表取締役社長の長澤仁志、専務執行役員の小山智之、TDGのJ.ロベルトC.デルガド会長らが出席し、約2年にわたるコロナ禍により、乗船訓練に多大な影響を受ける中で、全てのカリキュラムを2020年11月に終了していた第10期134名の卒業を1年半遅れで祝いました。 長澤は祝辞の中で、コロナ禍における船員諸先輩の活躍について「コロナの脅威が蔓延する中で、勇気を奮い起こし、最前線で活躍してくれたことをとても誇りに思います。おかげで当社グループは従来通りのサービスを提供し続けることが出来、物流を止める事なく当社の基本理念である”Bringing value to life.” を具現化することが出来ました。 次は卒業生の皆さんが主役となって活躍する番です。私は、卒業生の皆さん全員に、 ESGを『自分ごと』としてとらえて頂きたい。より良い社会を実現するために、その考えを是非、船上で実行していって下さい」と卒業生に激励の言葉を贈りました。 NTMAは、NYK Qualityの船員育成を目指して、日本の海運他社に先駆け2007年に開校し、今年で創立15周年を迎えました。当初から独自の奨学金制度を設け、大学への進学が困難な家庭環境の学生に就学の道を開いています。また卒業後のフィリピンの海技国家試験の高い合格率を維持していることに加え、2011年8月に我が国の国土交通省が創設した機関承認制度で海外における日本初の船員教育機関校として認定を受けるなど、商船学校として高い評価を得ています。2011年9月卒業の第1期生から今回の第10期生までの累計卒業者数は1,252人に達し、卒業生の多くが当社グループ運航船で航海士または機関士として活躍しています。2021年4月には同校卒業生から開校以来初の船長が誕生し、2022年4月には初の機関長が誕生しました。また、卒業生の多くが安全運航の一役を担う重要な陸上ポジションで活躍しており、その活躍の場が、日本、シンガポール、豪州等、当社の重要拠点に広がっています。 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。 NTMA卒業生の多くが、教育に必要な資機材を供与して教育機関を支援する取り組みや、サンミゲルグループと進める河川回復プロジェクトを推進させる等、地域の社会課題解決に貢献、また、大学自体が、奨学金制度の整備等を通じ、将来の就業機会を与える場として、ESG経営を実践する存在となっています。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、これからも質の高い船員教育に積極的に取り組み、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進します。 ※NYKグループESGストーリー当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。 ※※NYKグループESGストーリー2022「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、2021年度の施策を紹介した資料。 詳細は以下リンクよりご覧いただけます。 NYKグループESGストーリー ※撮影時のみマスクを外しています写真前列左から1番目 NTMA学長のウィルソン P. トラビーニャ3番目 TDG J.ロベルトC.デルガド会長4番目 当社代表取締役社長の長澤仁志7番目 フィリピン海事産業庁 ロバート A. エンペドラド長官8番目 在フィリピン日本国大使館 越川和彦 特命全権大使9番目 当社専務執行役員の小山智之 NYK-TDG MARITIME ACADEMY概要 開校日:2007年6月3日規模:学生(募集定員数)航海科 60名 / 機関科 60名 1学年計 120名程度職員 約70名場所:マニラ近郊カランバ市カンルーバン(マニラ市内から車で約1時間)システム:3年間の講習と1年間の乗船実習の4年制理念:学生個々の人格形成と実践的な海事技術の習得を中心にした世界に通用する船員の高等教育を行う。 (注1)Transnational Diversified Group(TDG)主に物流事業、船舶の代理店業と船員供給事業、旅行業、情報通信技術などを手がける40以上の事業会社で構成されるフィリピンの複合企業グループで、再生可能エネルギーや農業、不動産などへの投資も行っています。当社とは設立時の1976年から協力関係にあり、現在はフィリピンにおける戦略的パートナーとして連携を強化しています。 関連プレスリリース 2022年6月7日発表:サンミゲル社の「河川回復プロジェクト」に河川浄化作業用重機を寄贈 2022年4月28日発表:自社養成と比商船大学NTMAから初の機関長が誕生 2022年10月26日発表:フィリピンの学校にプリンターとコピー用紙を寄贈 2021年4月28日発表:NTMA卒業生から初の船長誕生 2019年11月26日発表:当社フィリピン商船大の卒業生1,100人超に
2022年06月08日 開校15周年、コロナ禍も船員育成を継続 6月7日、当社がフィリピンのマニラ近郊でTransnational Diversified Group(以下TDG、注)と共同運営する商船大学NYK-TDG MARITIME ACADEMY (以下NTMA)は、新型コロナウイルス流行以前の2019年11月以来の卒業式を開催しました。 式典には越川和彦フィリピン共和国特命全権大使 や同国海事産業庁のロバートA.エンペドラド長官をはじめ多数の来賓を迎え、当社代表取締役社長の長澤仁志、専務執行役員の小山智之、TDGのJ.ロベルトC.デルガド会長らが出席し、約2年にわたるコロナ禍により、乗船訓練に多大な影響を受ける中で、全てのカリキュラムを2020年11月に終了していた第10期134名の卒業を1年半遅れで祝いました。 長澤は祝辞の中で、コロナ禍における船員諸先輩の活躍について「コロナの脅威が蔓延する中で、勇気を奮い起こし、最前線で活躍してくれたことをとても誇りに思います。おかげで当社グループは従来通りのサービスを提供し続けることが出来、物流を止める事なく当社の基本理念である”Bringing value to life.” を具現化することが出来ました。 次は卒業生の皆さんが主役となって活躍する番です。私は、卒業生の皆さん全員に、 ESGを『自分ごと』としてとらえて頂きたい。より良い社会を実現するために、その考えを是非、船上で実行していって下さい」と卒業生に激励の言葉を贈りました。 NTMAは、NYK Qualityの船員育成を目指して、日本の海運他社に先駆け2007年に開校し、今年で創立15周年を迎えました。当初から独自の奨学金制度を設け、大学への進学が困難な家庭環境の学生に就学の道を開いています。また卒業後のフィリピンの海技国家試験の高い合格率を維持していることに加え、2011年8月に我が国の国土交通省が創設した機関承認制度で海外における日本初の船員教育機関校として認定を受けるなど、商船学校として高い評価を得ています。2011年9月卒業の第1期生から今回の第10期生までの累計卒業者数は1,252人に達し、卒業生の多くが当社グループ運航船で航海士または機関士として活躍しています。2021年4月には同校卒業生から開校以来初の船長が誕生し、2022年4月には初の機関長が誕生しました。また、卒業生の多くが安全運航の一役を担う重要な陸上ポジションで活躍しており、その活躍の場が、日本、シンガポール、豪州等、当社の重要拠点に広がっています。 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。 NTMA卒業生の多くが、教育に必要な資機材を供与して教育機関を支援する取り組みや、サンミゲルグループと進める河川回復プロジェクトを推進させる等、地域の社会課題解決に貢献、また、大学自体が、奨学金制度の整備等を通じ、将来の就業機会を与える場として、ESG経営を実践する存在となっています。当社グループはESG経営を力強く推し進めるべく、これからも質の高い船員教育に積極的に取り組み、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造を推進します。 ※NYKグループESGストーリー当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。 ※※NYKグループESGストーリー2022「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、2021年度の施策を紹介した資料。 詳細は以下リンクよりご覧いただけます。 NYKグループESGストーリー ※撮影時のみマスクを外しています写真前列左から1番目 NTMA学長のウィルソン P. トラビーニャ3番目 TDG J.ロベルトC.デルガド会長4番目 当社代表取締役社長の長澤仁志7番目 フィリピン海事産業庁 ロバート A. エンペドラド長官8番目 在フィリピン日本国大使館 越川和彦 特命全権大使9番目 当社専務執行役員の小山智之 NYK-TDG MARITIME ACADEMY概要 開校日:2007年6月3日規模:学生(募集定員数)航海科 60名 / 機関科 60名 1学年計 120名程度職員 約70名場所:マニラ近郊カランバ市カンルーバン(マニラ市内から車で約1時間)システム:3年間の講習と1年間の乗船実習の4年制理念:学生個々の人格形成と実践的な海事技術の習得を中心にした世界に通用する船員の高等教育を行う。 (注1)Transnational Diversified Group(TDG)主に物流事業、船舶の代理店業と船員供給事業、旅行業、情報通信技術などを手がける40以上の事業会社で構成されるフィリピンの複合企業グループで、再生可能エネルギーや農業、不動産などへの投資も行っています。当社とは設立時の1976年から協力関係にあり、現在はフィリピンにおける戦略的パートナーとして連携を強化しています。 関連プレスリリース 2022年6月7日発表:サンミゲル社の「河川回復プロジェクト」に河川浄化作業用重機を寄贈 2022年4月28日発表:自社養成と比商船大学NTMAから初の機関長が誕生 2022年10月26日発表:フィリピンの学校にプリンターとコピー用紙を寄贈 2021年4月28日発表:NTMA卒業生から初の船長誕生 2019年11月26日発表:当社フィリピン商船大の卒業生1,100人超に