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サンリツ/経常利益は前年比113・1%増(2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2022年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高    営業利益  経常利益  当期純利益

2022年3月期 18,525 21.8   1,060 77.0  1,107 113.1  759 106.6
2021年3月期 15,210 △7.4  599 △27.9   519 △32.6  367 △23.2
(注)包括利益 2022年3月期 899百万円 (112.1%) 2021年3月期 423百万円 (1.6%)

(略)

1.経営成績等の概況
(1)当期の経営成績の概況
当連結会計年度の期首より「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等 を適用しております。詳細は、「3.連結財務諸表及び主な注記(5)連結財務諸表に関する注記事項(会計方針の変更)」をご参照ください。
当連結会計年度における世界の経済状況は、新型コロナウイルスによる経済活動の制限が緩和されたことで持ち直しの動きがみられましたが、一部地域での感染の再拡大、原油価格及び原材料価格の高騰の影響、ウクライナ情勢などの地政学的リスクが上昇している中で、先行き不透明な状況が続きました。日本の経済状況は、新型コロナウイルスの影響による半導体不足の長期化及び新たな変異株の出現による感染の再拡大など経済の下振れリスクが懸念されましたが、ワクチン接種が進む中、経済活動の制限が緩和されたことで持ち直しの動きがみられました。
物流業界におきましては、国際貨物は上期においては前期における輸送量の大幅減による反動増を背景に回復傾向が続きました。下期においては反動増が一巡したものの、海上輸送から航空輸送へのシフトが長期化したことで好調に推移いたしました。国内貨物は、個人消費及び設備投資の持ち直しの動きを背景に、消費関連貨物及び生産関連貨物において輸送量の回復傾向が続きました。
このような事業環境の中、当グループは、2021年5月に策定した2ヵ年の中期経営計画(2022年3月期~2023年3月期)の達成に向けて、中・長期的ビジョン「オペレーションからソリューションへ」のもと、グループ一丸となって取り組んでまいりました。
この結果、前年大幅に減少していた工作機械の取扱いが増加したことに加え、世界的な半導体の需要急増を背景に、半導体製造装置の取扱いが好調に推移したこと等により、売上高、営業利益ともに増加いたしました。
なお、政策保有株式の縮減に努めた結果、3銘柄を売却し、投資有価証券売却益として、特別利益21百万円を計上いたしました。また、2022年3月16日に発生した福島県沖地震で被害のあった事業所の修繕費用を災害による損失として、特別損失17百万円を計上いたしました。
 以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高185億25百万円(前年同期比21.8%増)、営業利益10億60百万円(前年同期比77.0%増)、経常利益11億7百万円(前年同期比113.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益7億59百万円(前年同期比106.6%増)となりました。

 セグメントの業績は次のとおりです。
①梱包事業部門
前年大幅に減少していた工作機械の取扱いが増加したことに加え、世界的な半導体の需要急増を背景に、半導体製造装置の取扱いが好調に推移したことにより、売上高、セグメント利益ともに増加いたしました。
 この結果、当該部門の業績は、売上高134億43百万円(前年同期比29.1%増)、セグメント利益14億12百万円(前年同期比37.8%増)となりました。

②運輸事業部門
前年大幅に取扱いが減少していた工作機械が増加したことに加え、小型精密機器など全般的に製品の取扱いが堅調に推移したことにより、売上高は増加いたしました。
セグメント利益につきましては、原油価格高騰による影響はあるものの、不採算業務において料率改定を行い、原価率が改善したことで増加いたしました。
 この結果、当該部門の業績は、売上高24億78百万円(前年同期比14.9%増)、セグメント利益1億89百万円(前年同期比80.7%増)となりました。

③倉庫事業部門
世界的な半導体の需要急増を背景に、半導体製造装置の取扱いが好調に推移したものの、顧客の撤退に合わせた外部賃貸倉庫の解約の影響により、売上高、セグメント利益ともに減少いたしました。
 この結果、当該部門の業績は、売上高23億62百万円(前年同期比0.5%減)、セグメント利益5億9百万円(前年同期比1.8%減)となりました。

④賃貸ビル事業部門
本社ビルの空室は埋まりつつありますが、フリーレント期間を設定していることにより、売上高は減少いたしました。
セグメント利益につきましては、前期下期に発生した外壁パネルの検査及び修繕の費用が今期は発生しなかったため、増加いたしました。
 この結果、当該部門の業績は、売上高2億40百万円(前年同期比9.0%減)、セグメント利益70百万円(前年同期比201.1%増)となりました。

(略)

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