商船三井/LNG燃料自動車船4隻の追加建造を決定 物流全般 2023.06.17 LNG燃料自動車船4隻の追加建造を決定~2030年までに「LNG燃料船90隻」を着実に推進~ 2022年05月09日 株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、日本シップヤード株式会社(社長:前田明徳、本社:東京都千代田区)および株式会社新来島どっく(社長:曽我哲司、本社:愛媛県今治市)との間で、環境負荷の低いLNG(液化天然ガス)を主燃料とする7,000台積み自動車船4隻(以下「本船」)の新造船建造について合意しました。本船は2024年に竣工予定のLNG燃料自動車船4隻(註1)に続く第二弾となり、2024年から2025年にかけ順次竣工する予定です。これにより、商船三井が建造を決定しているLNG燃料自動車船は計8隻となります。こうした取り組みを通じて、完成車のゼロ・エミッション輸送という新たな価値提供およびステークホルダーから選ばれ続ける企業を目指し更に前進します。 商船三井グループは、2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することを目指し、2021年6月に「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」を策定しました。その実現に向けた「クリーン代替燃料の導入」戦略(図1)として、2030年までにLNG燃料船を約90隻投入する予定です。LNG燃料は、従来の燃料油に比べて、温室効果ガス(GHG)である二酸化炭素(CO2)では約25~30%、硫黄酸化物(SOx)では100%の排出削減効果が見込めます。 今回のLNG燃料自動車船の追加建造決定やこれまで商船三井グループが取り組んできたLNG燃料船案件(註2)、また、バイオ燃料(註3)やアンモニア等の導入検討も含め、今後も船舶のクリーン代替燃料の導入を更に推進し、GHG排出削減に貢献します。 (図1) (註1) 2021年8月3日付け「LNG燃料自動車船4隻の連続建造を決定~2030年までに「LNG燃料船90隻」を着実に推進~」 (註2) LNG燃料船に関するプレスリリースは以下をご参照ください。 LNG燃料ばら積み船2019年12月25日付「九州電力向け「世界初のLNG燃料大型石炭専用船」に関する基本協定書を締結しました-LNG燃料の使用で温室効果ガスの排出を低減-」2021年7月20日付「新造LNG燃料ばら積み船による長期輸送契約を締結」 LNG燃料タグボート2020年9月28日付「シップ・オブ・ザ・イヤー2019 LNG燃料タグボート「いしん」作業船・特殊船部門賞を受賞」 LNG燃料フェリー2022年2月17日付「最新鋭LNG燃料フェリー2隻の建造を決定 ~風を活かすスーパーECOフェリー誕生 加速するモーダルシフトへの対応~」2022年3月3日付「日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」の命名・進水式を実施 ~2023年1月より大阪~別府航路に就航~」 (註3) 自動車船のバイオ燃料導入に関するプレスリリースは以下をご参照ください。2021年6月30日付プレスリリース「バイオ燃料を使用した自動車船の試験航行を実施」