物流ニュース

世界初となるピュアバッテリー電気推進タンカー「あさひ」が自動車専用船に初めての燃料供給を実施

〜ネットゼロ社会実現に向けたゼロエミッションバンカリングを実現〜

旭タンカー株式会社（本社:東京都千代田区、代表取締役社長 中井和則、以下「旭タンカー」）が保有・運航する世界初となるピュアバッテリー電気推進タンカー「あさひ」は、4月26日に横浜港大黒ふ頭C1番岸壁において、株式会社商船三井（社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」）が運航する自動車専用船「VICTORIOUS ACE」（読み:ヴィクトリアス エース）に燃料供給を実施しました。本件は「あさひ」による、記念すべき初回の補油活動となります。

電気推進船「あさひ」は、大容量リチウムイオンバッテリーから供給される電力でモーターを駆動・推進し、荷役、離着桟、停泊中の電源も同じくバッテリーから供給される電力で全て賄うことが可能なため、船からの温室効果ガス排出の無いゼロエミッションオペレーションを実現します。また、優れた環境性能を有するとともに、エンジンのメンテナンス作業軽減により、乗組員の労務負荷軽減も期待されます。

商船三井グループは、2021年6月に発表した「商船三井グループ 環境ビジョン 2.1」において、2050年までにネットゼロ・エミッションを達成することを目標としています。

商船三井と旭タンカーは、今後も電気推進タンカーを利用した補油活動を継続的に行い、燃料供給活動の過程でも温室効果ガス排出削減に貢献していきます。