日本郵船/LNG燃料自動車専用船「PLUMERIA LEADER」竣工 グリーン物流(環境) 2023.06.17 LNG燃料自動車専用船「PLUMERIA LEADER」竣工 2022年03月25日 「SAKURA LEADER」に続く次世代環境対応船 3月24日、当社が株式会社新来島どっくに発注していた、LNG(液化天然ガス)を主燃料とする自動車専用船「PLUMERIA LEADER」(プルメリア リーダー、以下「本船」)が、株式会社新来島豊橋造船(愛知県豊橋市)で竣工しました。本船は「SAKURA LEADER」に続く、当社にとって2隻目のLNG燃料自動車専用船です。 本船は、LNG燃料化と船型改良により、従来の重油焚き機関と比べ、輸送単位あたりのCO2排出量を約40%改善し、硫黄酸化物(SOx)の排出量は約99%、窒素酸化物(NOx)は約86%の削減を見込む、次世代環境対応船です。 同日行われた命名引渡式には、トヨタ自動車株式会社(本社 : 愛知県豊田市、代表取締役社長 : 豊田 章男)の尾上 恭吾 TPS本部 本部長ならびに当社専務執行役員の曽我 貴也らが出席しました。本船は、環境にやさしい輸送を通じた豊かな地球環境の実現・継承への願い、そして、未来へ美しい花を残したいという願いを込め「PLUMERIA LEADER」と名づけられました。1隻あたり約7000台(基準車換算)の輸送が可能な世界最大級の自動車専用船で、トヨタ自動車向けをはじめとする完成車輸送に従事します。 写真)前列左から4番目 尾上 恭吾 トヨタ自動車株式会社TPS本部 本部長前段右から4番目 曽我 貴也 当社専務執行役員※撮影時のみマスクを外しています。 当社グループは、2021年9月に外航海運事業における温室効果ガス(以下、GHG)排出量削減の長期目標を、「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」と決定しました。当社は、LNG燃料を将来的なゼロエミッション船を実現するまでのブリッジソリューションの一つと位置付けており、2028年までに合計20隻の新造LNG燃料自動車専用船が竣工予定です。さらにその後は技術革新が進み次第、水素やアンモニアなど、より環境負荷の低い舶用燃料を用いたゼロエミッション船への切り替えを目指します。 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。ESG経営を力強く推し進めるべく、当社自動車輸送本部では「Sail GREEN」プロジェクト(注1)を掲げ、今後も海運業界におけるクリーンな輸送手段の構築をリードし、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造をしてまいります。 ※NYKグループESGストーリー当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下プレスリリースよりご覧いただけます。 NYKグループESGストーリー ※※NYKグループESGストーリー2022「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、今年度の施策を紹介した資料。詳細は以下リンクよりご覧いただけます。 「NYKグループESGストーリー 2022」を発表 (注1)「Sail GREEN」プロジェクト従来の重油焚き船と比較しCO2排出量の少ないLNG燃料自動車専用船の投入を中心に、世界各地で展開する完成車ターミナルや、陸上輸送も含めた全輸送期間でCO2排出量低減を図り、お客様のサプライチェーンに還元していく、当社自動車輸送本部のプロジェクト名称。 <当社自動車船 船隊構成の推移計画(2020年~2050年)>(2022年3月時点) 関連プレスリリース 2020年10月23日発表:本邦初のLNG燃料自動車専用船 SAKURA LEADERが竣工 2020年9月2日発表:本邦初、LNG燃料の自動車専用船をSAKURA LEADERと命名 2019年12月25日発表:九州電力向け「世界初のLNG燃料大型石炭専用船」に関する基本協定書を締結しました
2022年03月25日 「SAKURA LEADER」に続く次世代環境対応船 3月24日、当社が株式会社新来島どっくに発注していた、LNG(液化天然ガス)を主燃料とする自動車専用船「PLUMERIA LEADER」(プルメリア リーダー、以下「本船」)が、株式会社新来島豊橋造船(愛知県豊橋市)で竣工しました。本船は「SAKURA LEADER」に続く、当社にとって2隻目のLNG燃料自動車専用船です。 本船は、LNG燃料化と船型改良により、従来の重油焚き機関と比べ、輸送単位あたりのCO2排出量を約40%改善し、硫黄酸化物(SOx)の排出量は約99%、窒素酸化物(NOx)は約86%の削減を見込む、次世代環境対応船です。 同日行われた命名引渡式には、トヨタ自動車株式会社(本社 : 愛知県豊田市、代表取締役社長 : 豊田 章男)の尾上 恭吾 TPS本部 本部長ならびに当社専務執行役員の曽我 貴也らが出席しました。本船は、環境にやさしい輸送を通じた豊かな地球環境の実現・継承への願い、そして、未来へ美しい花を残したいという願いを込め「PLUMERIA LEADER」と名づけられました。1隻あたり約7000台(基準車換算)の輸送が可能な世界最大級の自動車専用船で、トヨタ自動車向けをはじめとする完成車輸送に従事します。 写真)前列左から4番目 尾上 恭吾 トヨタ自動車株式会社TPS本部 本部長前段右から4番目 曽我 貴也 当社専務執行役員※撮影時のみマスクを外しています。 当社グループは、2021年9月に外航海運事業における温室効果ガス(以下、GHG)排出量削減の長期目標を、「2050年までのネット・ゼロエミッション達成」と決定しました。当社は、LNG燃料を将来的なゼロエミッション船を実現するまでのブリッジソリューションの一つと位置付けており、2028年までに合計20隻の新造LNG燃料自動車専用船が竣工予定です。さらにその後は技術革新が進み次第、水素やアンモニアなど、より環境負荷の低い舶用燃料を用いたゼロエミッション船への切り替えを目指します。 当社グループは、ESGの経営戦略への統合を更に加速させることを掲げた、「NYKグループ ESGストーリー」(※)を2021年2月3日に発表し、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に貢献する活動を進めています。2022年3月24日には、2021年度のESG経営の具体的な取り組みと施策、超長期視点での持続可能な成長戦略を紹介する「NYKグループESGストーリー 2022」(※※)を発表しました。ESG経営を力強く推し進めるべく、当社自動車輸送本部では「Sail GREEN」プロジェクト(注1)を掲げ、今後も海運業界におけるクリーンな輸送手段の構築をリードし、「Sustainable Solution Provider」として新たな価値創造をしてまいります。 ※NYKグループESGストーリー当社グループにおいて、ESGを経営戦略に統合するための考え方と具体的な取り組みを明示する指針。詳細は以下プレスリリースよりご覧いただけます。 NYKグループESGストーリー ※※NYKグループESGストーリー2022「NYKグループESGストーリー」で掲げたESGの経営戦略への統合に向けた具体的な取り組みと、今年度の施策を紹介した資料。詳細は以下リンクよりご覧いただけます。 「NYKグループESGストーリー 2022」を発表 (注1)「Sail GREEN」プロジェクト従来の重油焚き船と比較しCO2排出量の少ないLNG燃料自動車専用船の投入を中心に、世界各地で展開する完成車ターミナルや、陸上輸送も含めた全輸送期間でCO2排出量低減を図り、お客様のサプライチェーンに還元していく、当社自動車輸送本部のプロジェクト名称。 <当社自動車船 船隊構成の推移計画(2020年~2050年)>(2022年3月時点) 関連プレスリリース 2020年10月23日発表:本邦初のLNG燃料自動車専用船 SAKURA LEADERが竣工 2020年9月2日発表:本邦初、LNG燃料の自動車専用船をSAKURA LEADERと命名 2019年12月25日発表:九州電力向け「世界初のLNG燃料大型石炭専用船」に関する基本協定書を締結しました