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ダイワコーポレーション/本社で「VR 消火訓練シミュレータ」を使用した消防訓練を実施

物流システム 2023.06.17

コロナ禍の企業防災 仮想空間+消火器使用でリアルな体験
本社で「VR 消火訓練シミュレータ」を使用した消防訓練を実施
増加傾向の大規模火災に備え、防災意識を高める新たな試み

物流サービスを提供する株式会社ダイワコーポレーション(所在地:東京都品川区、代表取締役社長:曽根 和光)は、3 月 8 日(火)から 10 日(木)の 3 日間、本社にて VR 消火訓練シミュレータ※1 を用いた消防訓練を初めて実施しました。

■VR 映像で火災をシミュレーション 適切な初期消火方法を訓練
総務省消防庁によると、倉庫火災の件数は平成 30 年で447 件、そのうち延べ面積 1 万㎡の倉庫火災状況は 17 件で、大規模倉庫での火災は年々増加しています。※2
一般的に倉庫は大量の可燃物が存在し延焼拡大しやすいことから、被害を最小限に抑えるためには適切な初期消火の実施が非常に重要といえます。そのため倉庫内の消火設備確認はもちろん、消火設備の適切な使用方法を理解する必要があります。
VR 消火訓練シミュレータとは、体験者が VR 機器を装着し、VR(仮想空間)で発生した火災に対して消火訓練ができるツールです。実物の訓練用消火器に VR 用無線コントローラーを内蔵した専用消火器を使用します。消火器のピンを抜いてレバーを握ると、VR 上で消火剤を放射。ホース先端にセンサーを内蔵しており、動きをトレースするため、仮想空間でリアルな消火訓練が可能となります。火が消えると VR 視聴画面上に「消火成功」の文字が表示される仕組みです。
以前は本社屋上で水の入った訓練用消火器を使用し、的に向かって水を放射する消火訓練を行っていました。
屋外での訓練は安全性の高い場所の確保や訓練用消火器の準備・後片付けが必要です。そのため複数回の実施が難しく、多くの人の訓練参加を望んでも、業務都合やコロナ禍の感染予防対策で集合が困難なことが課題でした。
しかし、このツールを利用すれば準備や後片付けが容易のため、いつでもどこでも、何度でも訓練を行うことができす。
そこで VR 消火訓練シミュレータを 1 セット・4 日間レンタルし、消防訓練を開催することにしました。
訓練は本社会議室で、感染予防のため部門ごとに日程を分けて実施しました。訓練に参加した社員からは「消火手順・ポイントが学べた」「消火活動体験を室内でできるのは良い」との意見があり、訓練終了後の参加者アンケートでも「今後もこのような VR を使った消火訓練コンテンツをぜひ利用したい」の回答が 50%以上を占めました。今後はアンケート結果を踏まえ、このツールを長期レンタルし、物流拠点でも継続的な訓練を実施することを検討しています。

■消防訓練の様子

VR ゴーグル内の映像をモニターに映すことが可能のため、見学者にも共有ができます。
火の大きさをグラフで表現したり、消火剤放射の向きが異なるとアナウンスが表示されるなど、適切な消火活動を訓練することが可能です。

【会社概要】
会社名: 株式会社ダイワコーポレーション
代表: 代表取締役社長 曽根 和光
本社: 東京都品川区南大井六丁目 17 番 14 号
電話: 03-3763-4511(代表)
ホームページ: https://www.daiwacorporation.co.jp/
設立: 1951 年 10 月
資本金: 90,000 千円
事業内容: 普通倉庫業、倉庫施設等の賃貸業、ビル賃貸業、自動車運送取扱事業、損害保険取扱業、不動産業、輸出入貨物取扱業、宅地建物取引業

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