荏原製作所/半導体製造装置事業の開発棟および生産棟を増設 SCM・製造拠点 2023.06.17 半導体製造装置事業の開発棟および生産棟を増設 2022年02月14日 荏原製作所(以下:荏原)は、精密・電子事業カンパニーの主力製品であるCMP装置をはじめとする装置事業の強化に向け、藤沢事業所に新開発棟(仮称 V8棟)および熊本事業所に新生産棟(仮称 K3棟)の建設を決定しました。 1. 背景 半導体市場は、自動車、エネルギー、医療の分野での需要拡大や、IoT、DXの進展に伴い、大幅な成長が予測されています。それらを支える半導体製造装置には、用途や製造プロセスなど多様なニーズへの対応と加速度的な進化が求められています。 2. 開発棟および生産棟概要 (1)開発棟 開発棟完成予想イメージ ・ 開発エリアの拡充、IoTネットワークの整備による開発の加速・ お客さまへのプロセス評価・提案力の強化・ 最先端の開発装置、検査装置、ユーティリティ環境を活用した次世代のプロセス開発 所在地 神奈川県藤沢市本藤沢4-2-1 施設内容 半導体製造装置の開発棟 建築面積 約4,300平方メートル 着工時期 2022年10月予定 竣工時期 2023年12月予定 (2)生産棟 生産棟完成予想イメージ ・ 生産能力を従来比1.5倍以上に拡大。更なる事業拡大と顧客ニーズへの柔軟な対応を実現・ IoT技術を活用した生産システムの採用でDXを推進し、高効率生産ラインを確立・ 脱炭素社会に向け、環境負荷低減を考慮した生産設備 所在地 熊本県玉名郡南関町肥猪4000−1 施設内容 半導体製造装置の生産棟 建築面積 約14,500平方メートル 着工時期 2023年7月予定 竣工時期 2024年6月予定 3. 今後の計画 新開発棟・新生産棟の建設により、開発力・生産力を強化し、変化のスピードが速い半導体業界において、さらなる事業拡大を図ってまいります。当社は今後も、お客さまの期待に応える技術で課題に挑戦していきます。多様化し加速する半導体業界のさらなる発展と、当社の長期ビジョン「E-Vision2030」で掲げる「進化する豊かな生活づくり」に貢献してまいります。 荏原グループは、長期ビジョンと中期経営計画に基づいてESG重要課題に取り組むことで、持続可能な開発目標(SDGs)の達成を目指し、企業価値のさらなる向上を図っていきます。