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日本コンセプト/経常利益は前年比87・6%増(2021年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高    営業利益   経常利益  当期純利益

2021年12月期 17,000 38.5   2,803 87.4   2,720 87.6   1,919 86.5
2020年12月期 12,277 △3.4  1,496 △25.1  1,450 △27.3  1,029 △26.8
(注) 包括利益 2021年12月期 2,110百万円( 118.9%) 2020年12月期 964百万円( △30.2%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況 (略)

当連結会計年度におけるわが国経済は、資源価格が高騰するなか海外需要の強さや供給制約の緩和に下支えされて製造業における企業の景況感の改善傾向が続いており、鉱工業生産指数が大幅に上昇するなど生産活動は急回復をしています。しかしながら、部品の供給制約が緩和した自動車の増産を背景に年後半にかけて輸出は大幅に回復したものの、それまでの売上の落ち込みをカバーするには至らず輸送企業の収益は大幅な減少となりました。
世界経済に目を向けますと、米国では、自動車・部品、航空機、食品等を中心に製造業の生産が復調しており、設備投資も堅調に推移しております。ユーロ圏においても同様に輸送機械の復調を受けて製造業の生産は増加しており、製造業PMIのサプライヤー納期指数も12月にかけて2カ月連続で大きく上昇しました。中国では、新興国向けには産業用機械や化学製品を中心に輸出が増加しており、ユーロ圏向けでは電気機器や産業用機械の輸出が好調でした。一方、米国向け輸出は、クリスマス商戦の需要が一巡したことにより繊維・玩具や電気機器を中心に増勢がやや鈍化しました。
このように環境が目まぐるしく変化するなか、本社、支店、海外現地法人が一丸となって営業活動を推進した結果、新規顧客を開拓して新たな取引を受注するなど取扱本数を世界規模で大幅に伸ばしております。またコンテナ船の需給逼迫により高騰する海上運賃やコンテナヤードの混雑に伴う運航スケジュールの変更・遅延に対しても船会社と積極的な交渉をしながら顧客ニーズに即応した営業体制を確立して評価を得ることができました。
更に、国内取引においても、当社の国内支店網を活かしたビジネスを推進することにより、国内輸送等売上も前年度を大きく上回ることになりました。加えて、当社事業のもう一つの柱であるガスタンクコンテナビジネスにおいても、世界規模での営業活動を継続することにより通期の売上高を665百万円(前年度は497百万円)に伸ばしております。
この結果、当連結会計年度における売上高は前年度を4,722百万円上回り、過去最高の17,000百万円(前年比38.5%増)を達成いたしました。費用に関しては、お客様の旺盛な輸送ニーズに積極的に応えるためにタンクコンテナを1,200基以上購入した結果、保有基数が大幅に増加(前年末比14.4%増)したことやコンテナ船の積載スペース逼迫等により、減価償却費やタンクコンテナリース料、海上運賃等の売上原価は3,281百万円増加(前年比35.0%増)して12,652百万円となりました。また、販売費及び一般管理費も1,544百万円と前年比9.5%増えております。一方、収益は売上げの伸びを上回って増加し、営業利益は2,803百万円(前年比87.4%増)、経常利益は2,720百万円(前年比87.6%増)といずれも過去最高を記録しております。

(略)

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