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兵機海運/経常利益は前年比149・4%増(2022年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2022年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

           売上高   営業利益   経常利益 当期純利益

2022年3月期第3四半期 11,618 20.3  426 174.8   457 149.4  312 △1.4
2021年3月期第3四半期 9,657 △9.4  155 △47.4  183 △46.4  317 33.8
(注)包括利益 2022年3月期第3四半期  411百万円 (△17.0%) 2021年3月期第3四半期  496百万円 (124.6%)

(略)

(1)経営成績に関する説明
 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症拡大により、緊急事態宣言が発出されるなど、経済活動の停滞や縮小を余儀なくされましたが、ワクチン接種が進むにつれて、新規感染者数が減少し、行動制限も緩和されたことから、近況は回復基調で推移しております。一方で、感染力の強い変異株の出現や、経済の回復による半導体などの部材の供給不足、資源価格の高騰など先行きは不透明な状況となっております。
 このような環境の下、当社グループは公共の福祉たる運送を担うものとして、適切な防疫体制を敷き、物流を止めないことを使命と認識し、事業展開を進めてまいりました。

 当第3四半期連結累計期間におけるセグメントの営業状況は以下のとおりであります。
①海運事業
 内航事業では、堅調な国内需要を背景に鉄鋼各社の増産に伴い、主力貨物である鋼材の輸送量が増加したことにより、売上高は4,949百万円(前年同期比18.9%増)と増収になりました。一方で、傭船料改定、燃料油の高止まりなどコスト増もありましたが、輸送量の伸びが支配船舶の効率的な配船に繋がり、営業利益は203百万円(前年同期比158.5%増)と増益になりました。
 外航事業では、各国で新型コロナウイルス感染防止による経済活動の制限が段階的に緩和されるとともに、主力航路である日露航路において輸出貨物の輸送が前期減少の反動もあり好調に推移しました。また、日台航路においても、スポット輸送の機会が増加し順調に推移しました。これらの結果、売上高は1,075百万円(前年同期比19.8%増)と増収になり、営業利益は48百万円(前年同期比278.5%増)と増益になりました。

②港運・倉庫事業
 港運事業では、一部荷主で、原材料供給不足に起因する輸送の取り止めなど物量減の動きも見られましたが、前期より続く内食需要増大による食品類をはじめとする輸入貨物の取扱が堅調に推移しました。また、スポット案件の受注に注力したこともあり、売上高は4,502百万円(前年同期比27.6%増)と増収になり、営業利益は117百万円(前年同期比620.3%増)と増益になりました。
 倉庫事業では、コロナ禍による物流の停滞もあり、一般倉庫では厳しい状況が続きましたが、危険物倉庫に特化した営業活動により、兵庫埠頭物流センターの危険物倉庫が順調に稼働し、売上高は1,090百万円(前年同期比2.0%増)と増収になり、前年度に摩耶倉庫を売却し、兵庫埠頭物流センターへシフトしたことによる原価の圧縮効果もあって、営業利益は56百万円(前年同期比19.8%増)と増益になりました。

 これらの結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、売上高11,618百万円(前年同期比20.3%増)、営業利益426百万円(前年同期比174.8%増)、経常利益457百万円(前年同期比149.4%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は312百万円(前年同期比1.4%減)となりました。

(略)

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