SGホールディングス/営業利益は前年比29・7%増(2022年3月期第3四半期決算) 決算短信 2023.06.17 2022年3月期第3四半期決算について 経営・人事 SGホールディングス株式会社は本日、2022年3月期第3四半期決算を発表しましたので、お知らせいたします。 今期は、新型コロナウイルス感染症(以下「感染症」という)による厳しい状況が続くなか、経済活動の持ち直しの動きは引き続き弱い一方、eコマースなどを活用する新たな生活様式の定着もあり、当第3四半期連結累計期間において営業収益は前年同四半期比18.8%増の1兆1,666億40百万円、営業利益についても、1,148億28百万円(前年同四半期比29.7%増)となりました。 2022年3月期第3四半期の業績 2021年3月期第3四半期実績 2022年3月期第3四半期実績 営業収益 982,024百万円 1,166,640百万円 (18.8%) 営業利益 88,533百万円 114,828百万円 (29.7%) 経常利益 89,989百万円 116,617百万円 (29.6%) 親会社株主に帰属する四半期純利益 63,159百万円 79,980百万円 (26.6%) ※( )内の%表示は、対前年同四半期増減率 セグメント別概況 デリバリー事業におきましては、当第3四半期連結累計期間における宅配便の取扱個数は前年同期に対し微増となりました。主要な商品である宅配便において、緊急事態宣言などが全国的に解除されたものの、企業活動の持ち直しの動きは弱さが見られ、BtoBの取扱個数は前年並みとなりました。一方で、BtoCの取扱個数は、通信販売の利用者が拡大したことで、堅調に推移いたしました。加えて、「GOAL(※1)」による提案営業の成果として、「TMS(※2)」が好調に推移いたしました。その結果、営業収益は7,904億52百万円(前年同四半期比3.1%増)、営業利益は746億30百万円(同18.1%増)となりました。 ロジスティクス事業におきましては、世界的な海上コンテナ不足に対する解決の見通しが依然として立たず、海上・航空運賃が上昇を続けるなか、当社の連結子会社であるEXPOLANKA HOLDINGS PLCでは、安定的にコンテナスペースを確保し、顧客の需要に対応いたしました。国内においても、「GOAL」による包括的なソリューション提案により、3PL(サードパーティー・ロジスティクス)などの新規案件を受託したことから、営業収益は3,266億96百万円(前年同四半期比125.5%増)、営業利益は311億38百万円(同209.3%増)となりました。 不動産事業におきましては、第4四半期に保有不動産の売却を予定していることから、営業収益は56億47百万円(前年同四半期比73.2%減)、営業利益は34億66百万円(同67.6%減)となりました。 その他の事業におきましては、BPO取引が増加いたしましたが、「e-コレクト」が減少した結果、営業収益は438億43百万円(前年同四半期比11.1%減)、営業利益は35億15百万円(同23.1%増)となりました。 今後の見通し 感染症による落ち込みから経済は回復基調にありますが、変異株による感染再拡大など先行きは依然として不透明な状況が続いております。当社グループにおきましては、社会インフラを担う物流企業グループとして、感染症予防を引き続き徹底するとともに、時代を先取りしたサービスと最適な物流ソリューションの提供により、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。 (※1) 先進的ロジスティクスプロジェクトチーム「GOAL®(GO Advanced Logistics)」先進的なロジスティクスの提供を通じ、物流の課題解決という『ゴール』へお客さまと共に突き進むグループ横断型専門家集団を意味します。(※2) 宅配便以外の付加価値を提供するソリューションTransportation Management System 2022年3月期連結業績予想の修正について 第3四半期の業績を踏まえ、2022年3月期の業績を見直した結果、従来予想に対し営業収益は700億円増加の1兆5,200億円、営業利益は140億円増加の1,390億円といたしました。なお、第4四半期の業績につきましては、海上コンテナ不足に伴う海上および航空運賃高止まりの状況は、今期いっぱい継続すると想定して算出いたしました。 修正の内容 前回発表予想(A) 今回修正予想(B) 増減額(B-A) 増減率 (ご参考)前期実績(2021年3月期) 営業収益 1,450,000百万円 1,520,000百万円 70,000百万円 4.8% 1,312,085百万円 営業利益 125,000百万円 139,000百万円 14,000百万円 11.2% 101,726百万円 経常利益 127,000百万円 141,000百万円 14,000百万円 11.0% 103,666百万円 親会社株主に帰属する当期純利益 85,000百万円 96,000百万円 11,000百万円 12.9% 74,342百万円 1株当たり当期純利益 133円81銭 151円12銭 – – 117円03銭 ※当社は、2020年11月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。前期の期首に当該株式分割が行われたと仮定して「1株当たり当期純利益」を算定しております。 配当の修正について 連結業績予想の修正に伴い、2022年3月期の年間配当予想を前回予想から1株当たり5円増額の46円に修正いたしました。 修正の内容 前回予想 今回修正予想 当期実績 (ご参考)前期実績(2021年3月期) 第2四半期末 – – 20円00銭 36 円00 銭 期末 21円00 銭 26 円00 銭 – 17 円00 銭 合計 41円00 銭 46 円00 銭 – – ※当社は、2020年11月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っておりますので、前期第2四半期末実績の配当金は、当該株式分割前の金額であります。※前期第2四半期末の配当金には、特別配当10円00銭を含んでおります。 2022年3月期第3四半期決算の詳細は、各種資料をご覧ください。▶IR・ESG情報https://www.sg-hldgs.co.jp/ir/