日野自動車/中型トラックのメーカー完成車「VQ」のラインアップを拡充して発売、古河工場でシャシから架装まで一貫生産 SCM・製造拠点 2023.06.17 お客様に最適商品をより早く提供するため、中型トラックのメーカー完成車「VQ」のラインアップを拡充して発売、古河工場でシャシから架装まで一貫生産 経営 2021年12月20日No.21-038 日野自動車株式会社(本社:東京都日野市、社長:小木曽聡、以下 日野)は、大中型トラックのメーカー完成車※「VQ」のウイングバン(以下 VQウイング)のラインアップを大幅に拡充し、中型トラックを1月13日に発売します。これに合わせて、古河工場内に新設した架装工場の稼働を開始し、日野と日野グループの架装メーカーである株式会社トランテックス(本社:石川県白山市、社長:原田泰彦、以下 トランテックス)がシャシから架装までを同一敷地内で一貫生産します。これにより、お客様のニーズに最適な商品をより早くお届けいたします。 ※メーカー完成車:トラックメーカーがキャブ(運転台)・シャシから荷台の架装までを一括して企画し、標準的な仕様で計画生産する商品。一方、オーダー車両の場合は、トラックメーカーが生産したキャブとシャシに、架装メーカーがお客様の要望に合わせて荷台を設計・架装する。 このたびVQウイングに、お客様からのニーズが高いボデー仕様とオプションを追加設定しました。これにより、メーカー完成車としてラインアップするシャシとボデーの組み合わせパターンが現行比で約3倍に拡大、現在国内で販売している大中型ウイングバンのバリエーションの約7割をメーカー完成車でカバーできるようになります。 従来は、シャシを古河工場(茨城県古河市)で生産しトランテックスの本社工場(石川県白山市)で架装、その後お客様のニーズに応じて二次架装等で仕上げていましたが、今回発売するVQウイングは古河工場内でシャシから架装までを一貫生産し、架装部分はトランテックスが担います。同一敷地内で生産を連動させ効率化を図り、拠点間の車両陸送も不要となるため、商品の納期短縮を見込んでいます。ウイングバンの最適生産を追求した新架装工場は1月6日に稼働開始予定で、まずはVQウイングの中型トラック生産から開始します。 日野は、豊かで住みよい持続可能な社会の実現を目指して、中期経営戦略「Challenge2025」において「安全・環境技術を追求した最適商品の提供」「最高にカスタマイズされたトータルサポート」「新たな領域へのチャレンジ」の3つの方向性で取り組んでいます。今後もお客様のニーズに最適な商品をより早く提供してまいります。 ■「VQ」ウイングバン 車両イメージ ■東京地区希望小売価格(車両総重量8t 代表車型) 車名・型式 仕様 エンジントランスミッション 価格 (税抜き) 日野レンジャー2PG-FD2ABG 広幅標準ルーフ・リヤエアサス株式会社トランテックス製 ウイングバン完成車 A05C<A5-Ⅴ>177kW(240PS)DPR+尿素SCRPro Shift 6 13,137,300円 (11,943,000円) ■架装工場の外観・生産ライン ■架装工場の概要 事業主体 株式会社トランテックス(資本構成:日野自動車100%) 建屋面積 約15,600m2 生産品目 ウィングバン完成車、平ボデー完成車 生産能力 約6,000台/年 稼働開始 2022年1月6日 従業員数 約300名 以上 【SDGs(持続可能な開発目標)達成への貢献】日野では、自由に安全に効率的に、人と物が移動する「豊かで住みよい持続可能な社会」の実現を目指し、お客様・社会への価値提供として①日野車による「交通死亡事故ゼロ」、②「CO₂排出量の大幅削減」、③「お客様ビジネスの発展支援」、④「人流・物流の更なる効率化」の4つに取り組んでいます。本件は②「CO₂排出量の大幅削減」③「お客様ビジネスの発展支援」を通じて、SDGsの以下の目標達成に貢献します。 安心・安全で、環境にやさしく、人と物が、自由に最適に移動できる社会の実現交通死亡事故ゼロ、CO₂排出量の大幅削減、人流物流のさらなる効率化によって、「豊かで住みよい持続可能な社会」実現を目指します。 トラック・バス事業における各ステップで、環境負荷最小化トラック・バスが地球に与える環境負荷を極限まで低減する取り組み『日野環境チャレンジ2050』で、地球温暖化防止、資源循環、生物多様性保全などに貢献します。 (参考)SDGsと日野の戦略・取組み(PDF)安心・安全で、環境にやさしく、人と物が、自由に最適に移動できる社会の実現(PDF)トラック・バス事業における各ステップで、環境負荷最小化(PDF)