NTTロジスコ/「CO2排出量可視化ソリューション」を提供開始 グリーン物流(環境) 2023.06.17 「CO2排出量可視化ソリューション」の提供開始について~物流領域におけるCO2排出量算出と削減シミュレーションの提供~ 2021年12月8日 株式会社NTTロジスコ(代表取締役社長:中江康二、本社: 東京都大田区、以下「NTTロジスコ」)は、物流領域におけるCO2排出量を算出してレポート化し、さらにCO2を削減するためのシミュレーションを行う「CO2排出量可視化ソリューション」の提供を開始しましたのでお知らせいたします。 背景昨今、世界各国で脱炭素化経営に向けた動きが加速しており、日本でも2050年までにCO2排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)を目指す脱炭素化に向けた取り組みを進める企業が増えています。そのような企業から「自社で排出するCO2排出量は把握できるものの、サプライチェーン全体の中で物流領域で排出されるCO2排出量を把握することが難しい」「ガイドラインに沿った排出量の計算が必要だが、データの収集や数値算出に稼働がかかっている」など様々なご相談を頂きました。このようなお客様ニーズにお応えすることを目的として、物流領域におけるCO2排出量を算出してレポートとして提供すると共に、共同配送や梱包資材の見直し等各種施策の実施によるCO2排出量の削減をシミュレーションする「CO2排出量可視化ソリューション」の提供を開始しました。 ソリューション概要 (1) CO2排出量レポート 輸配送及び倉庫内での活動について、入出荷量や輸送重量等の必要データを収集し、精査をしたうえで配送、および拠点でのエネルギー使用に関してCO2排出量を算出し、可視化します。 ①算出基準:「サプライチェーンを通じた温室効果ガス排出量算定に関する基本ガイドラインVer.2.3※1(環境省・経済産業省)」に準拠※1:本ガイドラインは国際的なデファクトスタンダードになりつつある「GHGプロトコル」に則って作成されています ②算出項目:サプライチェーン排出量のScope3の「カテゴリ4 輸送、配送(上流)」に該当する、輸配送および、倉庫内のエネルギー消費における排出量を基本項目とするが、お客様のご要望により項目の調整は可能 ③レポート形式 :所定様式にCO2排出量を算出して提出 ④レポート頻度:四半期毎を想定(月次、年度等のご提示にも対応) ※当ソリューションは、当社3PLサービスをご利用のお客様へのご提供を想定しております。 (2) CO2排出量シミュレーション NTTロジスコでは、共同配送やモーダルシフトの推進、太陽光発電やEV車両の導入推進、梱包資材の見直し、需要予測や発注/補充の見直しによる商品廃棄の削減、ロジスティクスネットワークの再検討等、各種施策をご提案・導入して頂いた場合のCO2排出削減量のシミュレーションを行います。 NTTロジスコは、3PL事業者ならではの多角的且つ実行可能なCO2削減シナリオを設定し、社会的な課題となっている環境経営に取り組むお客様のCO2排出量削減に向けた取り組みをサポートします。 「CO2排出量可視化ソリューション」概要図 ▼ CO2排出量可視化ソリューション (NTTロジスコ公式Webサイト) https://www.nttlogisco.com/service/co2visualization/