キユーソー流通システム /経常利益は前年比59・2%増(2021年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2021年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益 2021年11月期第3四半期 131,431 2.6 2,824 63.6 2,606 59.2 1,177 223.52020年11月期第3四半期 128,083 △0.2 1,726 △48.8 1,636 △55.2 364 △81.2(注)包括利益 2021年11月期第3四半期 2,379百万円 (203.9%) 2020年11月期第3四半期 782百万円 (△65.0%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、依然として厳しい状況にあるなか、持ち直しの動きが続きましたが、個人消費などは弱い動きのまま推移しました。 食品物流業界におきましては、生活様式の変化による影響が続きました。内食需要は堅調である一方、外食需要は持ち直しの動きも見られましたが、新型コロナウイルス感染症の感染再拡大にともない、4度目の緊急事態宣言が発令されるなど、需要回復は不透明な状況が継続しました。 このような状況のなか、当社グループは、「持続的成長への挑戦」をテーマに掲げ、「新領域の創出による成長」「機能の強化と拡充」「選ばれる企業価値の創造」の3つを基本方針とした、中期経営計画(2019年度から2021年度)を推進しております。 中期経営計画の最終年度となる2021年度は、「徹底力を生かし生産性向上をめざす年」として、収益力の強化とオペレーションのシンプル化を図るとともに、働き方改革の推進、海外事業体制の確立に取り組んでおります。また、十分な感染防止対策を施し、従業員の安全を確保した上で、社会的役割である食の供給を継続しております。 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益は1,314億31百万円(前年同期比2.6%増)、営業利益は28億24百万円(同63.6%増)、経常利益は26億6百万円(同59.2%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益は11億77百万円(同223.5%増)となりました。 セグメントの業績は以下のとおりであります。 なお、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおり、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しておりますので、下記の前年同期比につきましては、前年同期の数値を変更後の報告セグメントの区分に組み替えた数値との比較となっております。 (共同物流事業) 共同物流事業収益は、菓子や食品メーカーなどの新規取引、既存取引が拡大しましたが、外食需要に関連する業務用食品の出荷物量減少などにより、減収となりました。利益面は、減収による利益減少がありましたが、コスト改善や適正料金の収受などが進捗し、前年を上回りました。 この結果、共同物流事業収益は946億42百万円(前年同期比1.0%減)となり、営業利益は10億60百万円(同546.8%増)となりました。 (専用物流事業) 専用物流事業収益は、チェーンストアなどの新規取引や既存取引が拡大しましたが、コンビニエンスストアの出荷物量減少などにより、減収となりました。利益面は、減収による利益減少や、労務費などの費用増加により、前年を下回りました。 この結果、専用物流事業収益は275億73百万円(前年同期比0.7%減)となり、営業利益は10億52百万円(同12.1%減)となりました。 (関連事業) 関連事業は、国内においては、施設工事や燃料販売などが増加しました。またインドネシアのKIAT ANANDAグループ4社が連結範囲に加わったことにより、収益、利益ともに前年を上回りました。 この結果、関連事業収益は92億15百万円(前年同期比93.5%増)となり、営業利益は6億91百万円(同102.2%増)となりました。