商船三井/新造LNG燃料ばら積み船による長期輸送契約を締結 物流全般 2023.06.17 新造LNG燃料ばら積み船による長期輸送契約を締結 2021年07月20日 株式会社商船三井(社長:橋本剛、本社:東京都港区、以下「商船三井」)とJFEスチール株式会社(社長:北野嘉久、本店:東京都千代田区、以下「JFEスチール」)は、LNG燃料ばら積み船(以下「本船」)による長期輸送契約を締結しました。これを受け、商船三井は日本シップヤード株式会社(社長:前田明徳、本社:東京都千代田区)と、本船の建造に関しても基本合意に至っています。本船は、竣工予定の2025年初頭から商船三井が運航を行い、JFEスチールの製鉄所向けの海外からの鉄鉱石および石炭の輸送に長期にわたり従事する予定です。 LNGは従来の船舶燃料油に比べて、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)については約25~30%、硫黄酸化物(SOx)については約100%、窒素酸化物(NOx)については約85%の排出削減を見込めます。 商船三井は経営計画においても環境戦略を最重要課題と位置づけており、2021年6月18日には、長期的な環境対応のロードマップをより具体化するとともに、従来よりも一段高い定量目標を掲げた「商船三井グループ 環境ビジョン2.1」を発表しました。同ビジョンを達成するための5つの戦略のうちの1つに「クリーン代替燃料の導入」(下図1)を掲げ、LNGを燃料とする船については、2030年までに約90隻まで増やす計画です。これまで商船三井グループが取り組んできたLNG燃料船案件(註1)に本件が加わることで、船舶のクリーン燃料化による さらなる温室効果ガス排出削減を目指します。 今後とも、商船三井は、環境負荷の低減と安全・確実な海上輸送サービスの提供を積極的に両立させてまいります。 【本船概要】 全長/全幅 約299.99メートル/約50メートル 載貨重量トン数 約210,000トン 発注先 日本シップヤード株式会社 竣工予定 2025年1月(予定) 【本船イメージ図】 (図1) (註1)LNG燃料船に関するプレスリリースは以下をご参照ください。 LNG燃料タグボート2020年9月28日付「シップ・オブ・ザ・イヤー2019 LNG燃料タグボート「いしん」作業船・特殊船部門賞を受賞」 LNG燃料フェリー 2021年3月29日付「日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあくれない」「さんふらわあむらさき」2隻へのLNG燃料供給に関する基本協定書を締結しました」 LNG燃料石炭船 2019年12月25日付「九州電力向け「世界初のLNG燃料大型石炭専用船」に関する基本協定書を締結しました-LNG燃料の使用で温室効果ガスの排出を低減-」