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京極運輸商事/売上高は前年比3・9%減、経常利益は前年比33・4%増(2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高   営業利益  経常利益 当期純利益

2021年3月期 8,699 △3.9  173 50.6   219 33.4  154 31.5

2020年3月期 9,052 △3.9  115 △23.8  165 △7.0  117 △7.9

(注)包括利益 2021年3月期  458百万円 (―%) 2020年3月期  △15百万円 (81.1%)

(略)

(1) 当期の経営成績の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、社会経済活動が大きく制限 された影響により、極めて厳しい状況で推移しました。また、2021 年1月には再び緊急事態宣言が発令されるな ど、景気の先行きは不透明な状況が続いております。今年に入り、世界各国でワクチン接種も開始されておりま すが、日本では未だコロナ禍の収束には程遠く、回復には時間を要する状況となっております。 物流業界におきましては、昨年4月に「一般貨物自動車運送事業に係る標準的な運賃について」が告示され、 労働環境の改善に向けた動きはあったものの、慢性的なドライバー不足に変化はみられず、また、コロナ禍にお ける荷動きの停滞を受け、引き続き厳しい経営環境下にあります。 このような状況下、当社グループにおきましては、営業力の強化及び将来を見据えた人材育成や車両投資など 様々な経営努力を続けてまいりました。また、3年の歳月をかけて開発した基幹業務システムの導入が完了し、 今後の業務効率化や営業戦略に大いに寄与することと確信しております。 タンク洗滌・修理事業における工事受注件数の増加による増収はあったものの、石油・ドラム缶等販売事業、 貨物自動車運送事業及び港湾運送及び通関事業において新型コロナウイルス感染症拡大の影響により取扱数量 の減少による減収があり、売上高は8,699 百万円と前連結会計年度と比べ353 百万円(△3.9%)の減収となりまし た。 次に損益面につきましては、タンク洗滌・修理事業における利益率の高い大規模工事の終了、またその他セグ メントにおける車両燃料費及び有料道路代の減少、固定費削減効果や補助金収入及び投資有価証券売却益もあり、 営業利益は173 百万円と前連結会計年度と比べ58 百万円(50.6%)の増益となり、経常利益は219 百万円と前連結 会計年度と比べ55 百万円(33.4%)の増益、親会社株主に帰属する当期純利益は154 百万円と前連結会計年度と比 べ37 百万円(31.5%)の増益となりました。 セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

(イ) 石油・ドラム缶等販売事業

石油販売においては、販売数量及び販売単価の減少により減収し、ドラム缶等販売においては、販売数量及 び配送数量の減少により減収となりました。また固定費削減効果もあり、結果として、売上高は3,566 百万円 と前連結会計年度と比べ 346 百万円(△8.8%)の減収となり、セグメント利益(営業利益)は 62 百万円と前連結 会計年度と比べ2百万円(4.0%)の増益となりました。

(ロ) 貨物自動車運送事業

コロナ禍の影響及び需要家の生産調整等の影響による輸送数量の減少により減収となりました。また、燃料 価格の下落によるコストダウン等もありましたが、結果として、売上高は3,403 百万円と前連結会計年度と比 べ220 百万円(△6.1%)の減収となり、セグメント利益(営業利益)は305 百万円と前連結会計年度と比べ7百万 円(△2.3%)の減益となりました。

(ハ) 港湾運送及び通関事業

コロナ禍の影響による貨物の停滞及びコンテナ不足等により、輸出入の取扱量が減少し、結果として、売上 高は 379 百万円と前連結会計年度と比べ8百万円(△1.9%)の減収となり、セグメント利益(営業利益)は 51 百 万円と前連結会計年度と比べ13 百万円(△20.0%)の減益となりました。

(ニ) 倉庫事業

浜川崎倉庫及び浮島危険物倉庫はコロナ禍の影響により取扱量は減少しているものの、本牧事業所の構内荷 役作業量の増加により増収となりました。結果として、売上高は448 百万円と前連結会計年度と比べ8百万円 (1.9%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は 76 百万円と前連結会計年度と比べ 16 百万円(27.6%)の増 益となりました。

(ホ) タンク洗滌・修理事業

工事受注件数の増加により増収となりました。また、利益率の高い大規模工事の終了もあり、結果として、 売上高は 903 百万円と前連結会計年度と比べ 212 百万円(30.7%)の増収となり、セグメント利益(営業利益)は 82 百万円と前連結会計年度と比べ67 百万円(439.8%)の増益となりました。

(略)

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