NEWS

物流ニュース

中央倉庫/営業収益は前年比2・1%減、経常利益は前年比7・1%増(2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期  決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       営業収益   営業利益 経常利益  当期純利益

2021年3月期 25,927 △2.1  1,732 9.1  1,921 7.1  1,307 8.0

2020年3月期 26,475 0.9   1,587 3.1  1,793 3.3  1,210 46.6

(注)包括利益 2021年3月期 2,385百万円 (399.8%) 2020年3月期 477百万円 (8.2%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、期前半においては新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受けて企業経済 活動や個人消費が大きく制限されました。期後半には各種防止策も講じられ、また、海外経済の改善の影響もあり持 ち直しの動きも見られましたが、依然として世界的に経済活動が抑制されるなど、厳しく、かつ、先行きが非常に不 透明な状況となりました。 物流業界におきましても、人手不足による人件費の増加が続く中、このような国内外の経済環境の影響を大きく受 け、荷動きが大きく変調をきたす等、引き続き厳しい経営環境で推移しました。 このような事業環境のもと、当社グループは、第6次中期経営計画「CHANGE!to2021」の具体的取組 を着実に実行に移し、また「CHANGE(意識・知識・組織)」の考え方の浸透を推し進めて参りました。また、 変化が加速する顧客ニーズに的確に対応できる営業体制の構築と業務の効率化を推し進め、業務品質のさらなる向上 を目指すとともに働き易い職場創りを進めました。また、ESGの取組みの一環として、廃PETボトルの再資源化 を行う豊通ペットリサイクルシステムズ株式会社設立への参画や会議等のペーパーレス化の推進等に取組むなど、い わゆる新しい「企業文化」の創設にも取組みました。加えて、新型コロナウイルス感染拡大防止と従業員および関係 取引先の安全を第一に考えつつ、市場環境の変化に的確に対応できる体制を整え、また、固定費の抑制等、財務の健 全性確保に努めました。 これらの結果、当連結会計年度の営業収益は25,927百万円(前期比2.1%減)、営業利益は1,732百万円(前期比 9.1%増)、経常利益は1,921百万円(前期比7.1%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,307百万円(前期比 8.0%増)となりました。 セグメントの業績は、次のとおりであります。

(倉庫業)

倉庫業におきましては、入出庫高及び貨物回転率は前期に比し減少しましたが、再寄託先も含めた期中の保管残高 は増加し、また、料金改定も推し進めました。これらの結果、倉庫業の営業収益は6,616百万円(前期比1.3%増)、 セグメント利益は保管残高が増加したことに加え、当社の物流ノウハウを活かした構内荷役作業サービスの提供、料 金改定や貨物構成の見直し等の効果もあり1,154百万円(前期比39.5%増)となりました。

(運送業)

運送業におきましては、国内経済の停滞により取扱数量は減少しました。これらの結果、運送業の営業収益は 12,451百万円(前期比2.1%減)、セグメント利益は貨物量の減少により一部に非効率な運行状況が見られたことや 倉庫入出庫高の減少に伴う利益率の高い倉庫保管貨物の輸送量減少などの影響もあり880百万円(前期比17.1%減) となりました。

(国際貨物取扱業)

国際貨物取扱業におきましては、通関業の取扱数量は、国内および海外の経済活動の停滞の影響等から輸入は減少 傾向にありますが、輸出は第3四半期より取扱数量が回復したことから前年同期に比し増加しました。梱包業の取扱 数量については、得意先企業の海外営業展開の不振の影響等を受けて減少しましたが、海外市況の回復等の影響から 第3四半期からはほぼ前年度並みの水準に戻りつつあります。これらの結果、国際貨物取扱業の営業収益は7,001百 万円(前年同期比5.0%減)、セグメント利益は採算性の高い梱包業の取扱が減少した影響等により406百万円(前年 同期比12.5%減)となりました。

(略)

Translate »