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ロジネットジャパン/営業収益は前年比0・7%減、経常利益は前年比4%増(令和3年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

令和3年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

     営業収益   営業利益 経常利益 当期純利益

3年3月期 65,178 △0.7  3,489 4.5  3,451 4.0  2,224 4.5

2年3月期 65,606 6.2   3,339 5.9  3,319 5.9  2,128 2.8

(注)包括利益 3年3月期  2,577百万円 (26.5%) 2年3月期  2,037百万円 (3.1%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止と経済活動の両立に向けた政策効 果等による一時的な持ち直しが見られたものの、新型コロナウイルス感染症の再拡大により、最近では経済活動停滞 の長期化が予想されるなど、依然として先行きは極めて不透明な状況となっております。物流業界においても、社 会・経済活動の停滞と消費マインドの後退による物流需要の全般的な伸び悩みの中、コスト負担は引き続き増加して おり、依然として厳しい経営環境が続いております。 このような状況のもと、当社グループは物流インフラの社会的な重要性を改めて認識し、この維持に努めるべく、 衛生管理の徹底や時差出勤・在宅勤務の導入など、従業員の安全と健康を確保するための感染拡大防止策を講じなが ら、事業展開を持続させるとともに、昨年度からスタートした中期経営計画に基づき、地域別の将来を見据えたセグ メント別の事業展開や、長距離幹線輸送サービス「R&R」やEC事業の拡販など魅力的なロジスティクスサービス の開発・提供に加え、業務改善やITを活用した業務の省力化と生産性向上の推進など、将来を見据えた取組みを進 めてまいりました。また当期はEC事業の拡大のみならず大手流通企業との新規取引も開始し、第3四半期より当社 グループの業績に大きく寄与してまいりました。 地域別セグメントの業績は、次のとおりです。 <北海道地区> 新型コロナウイルス感染症拡大の影響で旅行業が大幅減収となったほか、北海道内での取扱数量減少により主力 の物流事業も低調に推移したことなどから、営業収益は前年同期比16億7千5百万円減(△7.8%)の197億6千2百 万円、セグメント利益(営業利益)は前年同期比1億1千9百万円減(△12.7%)の8億1千9百万円となりまし た。

<東日本地区>

営業収益は、輸送需要が第3四半期から回復基調であり新規取引の開始もあったものの、第2四半期まで低調に 推移していたことが影響し、前年同期比2億2千万円減(△0.7%)の311億1千2百万円となりました。セグメント 利益(営業利益)につきましては、コロナ禍における物量変動に対し自社車両の再配置により生産性を上げて収益を 維持する施策の効果などから、前年同期比3億3千9百万円増(+21.4%)の19億2千2百万円となりました。

<西日本地区>

物流事業における新規取引の開始などにより、営業収益は前年同期比9億3千8百万円増(+7.7%)の131億9百 万円となりましたが、セグメント利益(営業利益)につきましては、上記の増収効果があったもののコロナ禍による 第1四半期の一時的で急激な取扱数量減少の影響から、前年同期比1百万円増(+0.2%)の6億9百万円にとどまり ました。 これらの結果、当社グループ全体の営業収益は、旅行業及びホテル向けのミネラルウォーター販売が11億1千万円 減収となったものの、主力の物流事業の収益増加により、前期から4億2千8百万円減(△0.7%)にとどまり、651 億7千8百万円となりました。利益面においては、業務改善の効果やIT化による効果が顕著に表れはじめたことな どにより、営業利益は前期比1億5千万円増(+4.5%)の34億8千9百万円、経常利益は前期比1億3千1百万円増 (+4.0%)の34億5千1百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比9千6百万円増(+4.5%)の22億2千4 百万円となりました。 直近の業績予想に対しては、営業収益660億円の予想に対し651億7千8百万円と8億2千2百万円の未達となりま したが、業務効率化推進などの施策により、経常利益は34億5千万円となり業績予想の34億円を上回ることができま した。 なお、第2四半期連結会計期間より、報告セグメントを事業会社別単位から地域別単位に変更しており、上記の前 期との比較については、前期の数値を変更後の報告セグメントの区分に組み替えた数値で比較分析しております。

(略)

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