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山九/経常利益は前年比12・8%減(2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高     営業利益   経常利益   当期純利益

2021年3月期 533,870 △6.2  33,928 △16.0  34,997 △12.8  23,540 △8.1

2020年3月期 569,461 △0.5  40,374 2.9   40,119 2.4    25,619 △6.7

(注)包括利益 2021年3月期 29,543百万円 (32.9%) 2020年3月期 22,222百万円 (△5.8%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度の世界経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により、非常に厳しい状況が継続しました。全体の 基調は回復傾向にあるものの、感染が再拡大する地域もあって回復のバラつきが鮮明化し、依然先行きが不透明な状況 にあります。中国では、自動車販売の堅調な推移に加え、情報通信機器の外需拡大等を背景に輸出が前年を大きく上回 る水準となりました。米国では、ウイルスの感染拡大が続く中でも個人消費や住宅投資等、民間需要の増勢が持続して います。欧州や新興国では、変異株の感染再拡大により、回復に足踏みが見られました。一方、国内経済でも回復基調 にはあるものの、業種によってバラつきを伴いながらの回復となりました。製造業では内外需の回復を背景に輸出・生 産が持ち直しを見せる一方で、外出自粛要請の影響を受けたサービス業は、内需の回復の遅れから落ち込みが続いてい ます。 このような経済情勢の下、当社連結グループは、足元の変化に迅速かつ柔軟に対応すること、そして、お客様からの 信頼をより強固にすべく、安全・品質・コンプライアンス等の経営基盤の強化を図っております。 以上の結果、当連結会計年度における売上高は5,338億70百万円と前期比6.2%の減収、利益面においては営業利益が 339億28百万円と16.0%、経常利益は349億97百万円と12.8%、親会社株主に帰属する当期純利益は235億40百万円と8.1 %の減益となりました。 セグメントごとの業績は次のとおりであります。  

①物流事業

港湾事業ではコロナ影響もあり、在来船荷役や船舶代理店、梱包作業の大幅減はありましたが、新規航路獲得による コンテナ取扱量の増加等により増益となりました。国際物流では、コロナ影響による国内外での輸出入取扱いの減少に 加え、中東における化成品輸出作業が回復に至りませんでしたが、海外でのプラント輸送の増加や航空貨物の回復等、 明るい兆しも見えて来ました。一般輸送・3PL事業では、国内での配送効率向上による収益改善はあったものの、コ ロナ影響による国内外での原材料や製品輸送作業等が大幅に減少する結果となりました。構内作業では、お客様の生 産・操業度は上向き傾向にありますが、通年では回復に至らず、作業量は減少しました。 売上高は2,691億43百万円と前期比5.2%の減収、セグメント利益(営業利益)は95億67百万円と前期比11.8%の減益 となりました。 なお、当連結会計年度の売上高に占める割合は50.4%であります。  

②機工事業

設備工事では、設備改修・製造基盤整備等の工事案件はあるものの、前期から継続していた大型環境関連工事や国内 外でのプラント建設工事が完工したことに加え、東南アジアでの工事案件延期や米国での前期完工工事の剥落等により、 年度後半は端境期となりました。保全作業では、今年度は国内の石油・石化構内SDMがメジャーで順調に推移したも のの、下期にかけて発生する修理保全関連工事量に例年ほどの伸びがありませんでした。 売上高は2,395億68百万円と前期比7.3%の減収、セグメント利益(営業利益)は227億18百万円と前期比17.0%の減益 となりました。 なお、当連結会計年度の売上高に占める割合は44.9%であります。  

③その他

道路・付帯設備の補修工事における延期・客先予算の削減や物流システム開発案件の減少等により、減収減益となり ました。 売上高は251億58百万円と前期比7.3%の減収、セグメント利益(営業利益)は15億83百万円と前期比18.6%の減益と なりました。 なお、当連結会計年度の売上高に占める割合は4.7%であります。

(略)

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