三井化学/錦湖三井化学におけるMDI生産設備を増強 SCM・製造拠点 2023.06.17 錦湖三井化学におけるMDI生産設備増強 リサイクル設備を導入 2021.04.21 三井化学株式会社 三井化学株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:橋本 修)は、関係会社である錦湖三井化学株式会社(本社:韓国ソウル特別市、代表取締役社長:朴 贊求)のMDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)生産設備を増強することとしましたので、お知らせいたします。 錦湖三井化学 麗水工場 概要 製品 MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート) 所在地 韓国 全羅南道 麗水市 増強能力 20万トン/年(41万トン/年→61万トン/年へ増強) 投資額 400億円 スケジュール(予定) 2021年4月着工、23年9月完工、24年1月営業運転開始 MDIは、自動車部品、自動車及び家具のシートクッション材、住宅や冷蔵庫の断熱材フォーム、弾性 繊維や各種接着用原料など、多くの分野で使用されている代表的なポリウレタン主原料です。MDIの需要は、地球温暖化抑制のため各国で推進されている住宅建築の断熱性能向上の政策効果や、経済成長に伴う快適性向上要求の高まりにより、年率6%で増加していくと見込まれています。 錦湖三井化学は、弾性繊維や合成皮革等に使用される高機能MDI(モノメリック系)と、断熱材等に 使用される汎用MDI(ポリメリック系)を生産、販売しています。今般の増強は、断熱材等の需要伸長はもとより、EV自動車を中心としたNVH(ノイズ・振動・ハーシュネス)制御に使用される高機能MDI需要の更なる拡大に対応するためのものです。 生産設備の増強に併せて、生産工程で発生する副生物を原材料として再利用するリサイクル設備を導入いたします。これは、原材料自給率の向上のみならず、工場からの排水量やサプライチェーン全体でのGHG排出量の削減を企図したものです。 錦湖三井化学はMDIのグローバルリーディングカンパニーを目指してまいります。三井化学は、今後も成長が見込めるMDI事業の拡大と、更なる高機能化を進めてまいります。 錦湖三井化学株式会社の概要 設立 1989年3月 資本金 350億ウォン 出資比率 三井化学SKCポリウレタン株式会社 50%、錦湖石油化学株式会社 50% 本社・工場 本社:韓国ソウル特別市、工場:全羅南道 麗水市 事業内容 MDIの製造・販売