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セイノーホールディングス/経常利益は前年比19・9%減(2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高    営業利益   経常利益    当期純利益

2021年3月期第3四半期 438,725 △7.2  17,846 △27.3  20,627 △19.9  12,836 △51.4

2020年3月期第3四半期 472,878 ―   24,562 ―    25,741 ―     26,437 ―

(注)包括利益 2021年3月期第3四半期  17,401百万円 (△37.3%) 2020年3月期第3四半期  27,757百万円 (―%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言の解除後、 経済活動や個人消費に回復の兆しが見られたものの、感染の再拡大の影響などにより、依然として厳しい状況で推 移いたしました。 当社グループの主要な事業にあたる輸送業界では、コロナ禍での働き方や消費スタイルの変化によるEC市場の拡 大に伴い宅配貨物の増加がみられたものの、新型コロナウイルス感染症の影響による経済活動の停滞により国内貨 物輸送量の減少傾向が続き、厳しい経営環境となりました。 このような状況のもと、当社グループは、今年度を初年度とする新3ヵ年中期経営方針「『Connecting our values』~すべてはお客様の繁栄のために~」のもと、第2次総合物流商社から価値創造型総合物流商社へ進化さ せ、またオープン・パブリック・プラットフォームの加速や価値創造型SDGsの展開により、お客様への課題解決の 提供拡大などを通じて、企業価値向上に向け一丸となって邁進してまいりました。 この結果、当第3四半期連結累計期間の売上高は4,387億25百万円(前年同期比7.2%減)、営業利益は178億46 百万円(前年同期比27.3%減)、経常利益は206億27百万円(前年同期比19.9%減)、親会社株主に帰属する四半 期純利益は128億36百万円(前年同期比51.4%減)となりました。 当社グループでは、事業内容を4つのセグメントに分けております。各セグメント別の状況は以下のとおりで す。

①輸送事業

輸送事業におきましては、「Noと言わないセイノー」をモットーに、どんな荷物でも、どんな量でも、サイズ に見合った最適な輸送モードを無料で提案するサービス「セイノー輸送なびPro」を開始し、パレット商品や特殊 形状貨物等の輸送において、対応可能な運送会社を探す悩みや、車両手配の手間、1車貸し切りでは割高でコスト 増になっている輸送など、お客様の困りごとの解決に取り組んでまいりました。 輸送事業の中核会社である西濃運輸株式会社では、コロナ禍での経済活動の停滞により取扱貨物量が大幅に減 少するなか、渉外履歴を含む顧客情報を一元管理する「顧客カルテシステム」を活用し、お客様に必要な情報やニ ーズにあったサービスをタイムリーに提供することで、取扱貨物量の確保に取り組んでまいりました。 一方で、一層の費用管理に努め、中でも積載量が落ち込んでいる運行コースの更なる減便を実施するなど、運 行便の見直しを継続し、コストの削減に取り組んでまいりました。 また、我が国の社会インフラの担い手として「物流を止めない」との気概を持って業務にあたった社員に報い るための「新型コロナ対応特別一時金」を支給するなど、従業員のES向上と雇用の確保に努めました。 この結果、売上高は3,291億73百万円(前年同期比6.9%減)、営業利益は131億5百万円(前年同期比31.9% 減)となりました。

②自動車販売事業

自動車販売事業中、乗用車販売におきましては、地域ナンバー”ワン”に向けた店舗のリニューアルやサービス 体制の充実により一層のCS向上を目指してまいりました。また、サポートカーを中心としたキャンペーン等の展開 や、残価型割賦販売の活用による早期代替提案、新型車の投入効果を活かした営業展開を行ってまいりました。こ れらの施策や、緊急事態宣言の解除による生産体制の回復やトヨタ車の全車種併売化の影響もあり、新車販売台数 は前年同期実績を下回ったものの、当第3四半期連結会計期間においては前年実績を上回る結果となりました。ま た、中古車販売においても、当第3四半期連結会計期間において小売販売台数が前年同期実績を上回り、小売・卸 とも台当たり単価が増加したことから、中古車売上総利益は前年同期実績を上回るまで回復しました。サービス部 門は車検や整備入庫に加え、メンテナンスパックやボディーコート等の繰返し入庫につながる商品の販売促進を図 ることで、収益の確保に努めてまいりました。 トラック販売におきましては、増客活動と保有台数の増加を図るために拡販に努めましたが、国内の新車販売台 数はコロナ禍のキャンセルや前年に環境規制対応の特需などの影響もあり前年同期実績を下回りました。一方で、 鈑金塗装工場の活用と岐阜日野自動車株式会社安八営業所整備工場に車検レーンを増設したことにより外注業務の 内製化を進め、整備利益の確保に繋げてまいりました。 この結果、売上高は714億41百万円(前年同期比7.4%減)、営業利益は36億2百万円(前年同期比6.8%減)と なりました。

③物品販売事業

物品販売事業におきましては、燃料や紙・紙製品に代表される物品の販売を行っております。燃料販売における 販売単価の下落の影響もあり、売上高は230億19百万円(前年同期比7.8%減)、営業利益は5億87百万円(前年同 期比15.5%減)となりました。

④不動産賃貸事業

不動産賃貸事業におきましては、主に都市開発の影響や狭隘化などの理由で代替化措置を図ったトラックターミ ナル跡地や店舗跡地などを賃貸マンション等として運用をしております。 その結果、売上高は13億93百万円(前年同期比9.6%増)、営業利益は11億20百万円(前年同期比9.1%増)とな りました。

⑤その他

その他におきましては、情報関連事業、住宅販売業、建築工事請負業、タクシー業及び労働者派遣業などを行っ ております。売上高は136億96百万円(前年同期比13.5%減)、営業利益は3億24百万円(前年同期比47.6%減) となりました。

(略)

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