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内外トランスライン/経常利益は前年比6・9%減(2020年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

       売上高    営業利益   経常利益  当期純利益

2020年12月期 22,209 △2.7  1,411 △7.7  1,484 △6.9  850 △22.1

2019年12月期 22,830 △1.8  1,528 △5.5  1,594 △3.8  1,091 △4.8

(注)包括利益 2020年12月期 808百万円( △19.4%) 2019年12月期 1,003百万円( 7.7%)

(略)

(1)当期の経営成績の概況

当連結会計年度におきましては、新型コロナウイルスの感染拡大により世界経済は大きな打撃を受け、先行きは不 透明な状況となっております。 当社グループ業績に大きな影響を及ぼす我が国の貿易に関しては、一部の地域や品目で前年度を上回っているもの の、輸出入金額は連続して前年比マイナス(貿易統計)となりました。 このような状況の中、当社グループは当連結会計年度が初年度となります第4次中期経営計画(2020年1月~2022 年12月)の基本方針のもと、「国際輸送は重要な社会インフラである」という社会的責任を自覚し、国際総合フレイ トフォワーダーとしてさらなる成長を目指す取組みを強化してまいりました。 しかしながら、世界全体の貿易縮小の影響は大きく、第3四半期まで当社業績は苦戦を強いられ、10月に業績見込 みを下方修正するに至りました。その後、第4四半期に入り、需要の回復に伴う世界的な海上コンテナ不足や運賃高 騰の影響を受け、当社のようなフォワーダーを介した船腹予約や混載貨物の需要が増えたことから、修正した連結業 績予想を上回る売上となりました。ただ、第3四半期までの業績をカバーするまでには至らず、最終的に当連結会計 年度の連結売上高は22,209百万円(前連結会計年度比2.7%減)、売上総利益は5,996百万円(同5.2%減)、営業利 益は1,411百万円(同7.7%減)、経常利益は1,484百万円(同6.9%減)となりました。また、役員退職慰労引当金繰 入額300百万円を特別損失に計上した結果、親会社株主に帰属する当期純利益は850百万円(同22.1%減)となり、対 前年比において減収減益となりました。 セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

(日 本)

日本における国際貨物輸送事業につきましては、輸出混載貨物を主力としております。単体につきましては売 単価の高い欧米地域への輸出や、フォワーディングの強化で売上高及び利益の増加に努めました。上述のとおり、 第4四半期に入り需要が急回復したものの、通期では利益率の高い主力の輸出混載貨物の取扱数量が減少したこ とで減収減益となりました。 国内子会社におきましては、フライングフィッシュ株式会社は巣ごもり消費の影響で欧州からの輸入食材の取 扱を増やし、大幅な増収増益となりました。また、株式会社ユーシーアイエアフレイトジャパンは、航空機の運 航激減の影響はあったものの後半に新規案件の取込みに成功するなどした結果、増収増益となりました。 この結果、売上高は15,348百万円(前連結会計年度比0.4%増)となり、セグメント利益(営業利益)は864百 万円(同13.8%減)となりました。

(海 外)

当社グループはアジア地域及び米国に連結子会社11社を有しております。これらの海外子会社では日本からの 貨物の取扱が売上高の大半を占めておりますが、近年では日本発着以外のサービスも強化、推進しております。 当連結会計年度において、倉庫業で安定した収益を確保している韓国の内外銀山ロジスティクス株式会社と内外 釜山物流センター株式会社の業績は好調に推移しました。一方で新型コロナウイルス感染症が未だに収まらずに 経済活動の回復が遅れている国や地域もあり、全体として売上高、利益とも減少しました。 この結果、売上高は6,860百万円(前連結会計年度比9.0%減)となり、セグメント利益(営業利益)は579百万 円(同1.8%減)となりました。

(略)

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