丸八倉庫/売上高は前年比2・4%減、経常利益は前年比12・1%増(2020年11月期 決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2020年11月期 決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2020年11月期 4,918 △2.4 773 10.3 737 12.1 474 8.4 2019年11月期 5,037 0.9 701 16.8 658 17.1 437 14.7 (注)包括利益 2020年11月期 414百万円 (△1.3%) 2019年11月期 419百万円 (105.0%) (略) (1)当期の経営成績の概況 当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響により企業収益の大幅な減少や雇用情 勢の弱い動き等をはじめとして厳しい状況にて推移しました。各種政策の効果等により持ち直しの動きが後半にみ られたものの、依然として感染症が内外経済に与える影響や金融資本市場の変動等に十分に注意を要する状況が続 いております。 このような経済情勢にあって、物流業界におきましては保管残高数量が前年同月を上回る水準ながら、入出庫の 動向は前年を大幅に下回る水準にて推移し、人手不足等に伴うコスト上昇や競争の激化等もあり、厳しい状況が続 いております。また、不動産賃貸業界におきましても、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、賃料水準や需給 関係の動向等に不透明感が広がりつつあります。 このような状況の下、当社グループは、内外の環境変化に的確に対応しながら、さらなる成長を果たしていくた めに新中期経営計画(2019-2023)の具体的各施策を展開してまいりました。物流事業における具体的施策として、 2016年に竣工した千葉県八街市の新規倉庫の稼働率が順調に向上しつつあるほか、既存倉庫の稼働率についても安 定的かつ高い水準にて推移しており、保管料収入等の増加に努めてまいりました。また、きめ細かなサービスを提 供しながら、既存顧客との取引拡大や新規顧客の獲得に努めてまいりました。このほか、埼玉県所沢市と千葉県八 街市にて新規倉庫建設の計画を進めており、将来の収益増強に向けて事業基盤の増強も図られつつあります。不動 産事業における具体的施策としては、賃貸マンションや賃貸オフィスビル等が安定的に稼働しており、安定的な収 益を確保してまいりました。 この結果、売上高は保管料収入が増加したものの荷動きの停滞に伴い運送料収入等が減少したことにより前期比 118百万円(2.4%)減の4,918百万円となりました。また、営業利益は各種経費の削減により前期比71百万円 (10.3%)増の773百万円となり、経常利益は金融収支改善により前期比79百万円(12.1%)増の737百万円となりま した。親会社株主に帰属する当期純利益は前期比36百万円(8.4%)増の474百万円となりました。 セグメント別の経営成績は、次の通りであります。 物流事業 物流事業では、保管料収入が増加したものの荷動き停滞に伴い運送料収入等が減少したことにより売上高は前期 比118百万円減の4,299百万円となり、セグメント利益は各種経費の削減により前期比5百万円増の882百万円となり ました。 不動産事業 不動産事業では、賃貸マンション・賃貸オフィスビルが安定的に稼働したことにより売上高はほぼ前期並みの619 百万円となり、セグメント利益は経費削減により前期比40百万円増の296百万円となりました。 (略)