日本水産/物流事業の営業利益は前年比1億5700万円増(2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2021年3月期第2四半期 320,819 △7.1 6,968 △37.1 8,959 △26.2 5,034 △35.7 2020年3月期第2四半期 345,402 △1.4 11,077 4.9 12,138 1.6 7,829 13.1 (注) 包括利益 2021年3月期第2四半期 7,322百万円( 42.6%) 2020年3月期第2四半期 5,135百万円( △43.1%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を大きく受け、企業 収益・雇用環境とも急激に悪化し、個人消費も大きく落ち込みました。5月下旬の緊急事態宣言解除後、経済活 動の回復傾向が徐々に見られるものの、依然として感染拡大の懸念があり先行き不透明な状況が続いています。 世界経済(連結対象期間1-6月)につきましても、2月下旬から新型コロナウイルスの影響が徐々に顕在化 し、3月には米国や欧州各国で非常事態宣言やロックダウンが実施されたことなどにより、企業収益や個人消費 が急激に落ち込みました。4月下旬より規制が一部緩和され、経済活動は段階的に再開されましたが、米国にお いて6月下旬から感染再拡大が見られるなど依然として厳しい状況が続いています。 当社および当社グループにおきましては、外出自粛により家庭内消費が増加したことで、家庭用食品の販売は 国内・海外とも堅調に推移しました。一方、外食・観光需要は急減しホテル・レストラン向け水産品・業務用食 品の販売が減少、需要減により水産市況が悪化したことに加え、コンビニエンスストア向け商品の売上にも影響 しました。また、国内外の養殖事業においても単価下落に加え減産もあり厳しい事業環境となりました。 このような状況下で当第2四半期連結累計期間の営業成績は、売上高は3,208億19百万円(前年同期比245億83百 万円減)、営業利益は69億68百万円(前年同期比41億9百万円減)、経常利益は89億59百万円(前年同期比31億79百 万円減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は50億34百万円(前年同期比27億94百万円減)となりました。 当社および当社グループは、持続可能な水産資源から世界の人々を健康にすることを目指し、海洋環境への負 荷を低減する養殖事業の拡大・技術革新に取り組んでおり、引き続き主要戦略である海外展開の加速、養殖事業 の高度化を進め、また、急速に拡大したリモートワークなどライフスタイルの変化に対応した商品を提供してま いります。 新型コロナウイルスへの対応につきましては、「在宅勤務」「WEB会議」などを組合せ「3つの密」にならない 働き方を継続するなど感染防止対策を徹底し、お取引先様や従業員の安全確保に努め、食品の生産・供給責任を 果たしてまいります。 (略) セグメント別の概況は次の通りであります。 (略) (4) 物流事業 物流事業につきましては、冷蔵倉庫事業、配送事業、通関事業を営んでおります。 <当第2四半期連結累計期間の概況> 物流事業では売上高は84億31百万円(前年同期比37百万円増)となり、営業利益は9億64百万円(前年同期比1億57 百万円増)となりました。 ・荷動きが鈍化しているものの、大阪舞洲物流センター2号棟の新規稼働もあり増収・増益となりました。 (略)