NEWS

物流ニュース

レンゴー/経常利益は前年比13・4%減(2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2021年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高    営業利益   経常利益   当期純利益

2021年3月期第2四半期 329,427 △2.5  17,834 △16.0  19,326 △13.4  12,983 △12.7

2020年3月期第2四半期 337,977 5.4   21,222 39.9   22,319 34.2   14,877 34.3

(注)包括利益 2021年3月期第2四半期  15,903百万円 (50.5%) 2020年3月期第2四半期  10,568百万円 (△20.8%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第2四半期連結累計期間のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的大流行により、社 会経済活動が大幅に抑制され、極めて厳しい状況となりました。一方で、政府の大規模な経済対策や 世界各国の積極的な政策効果により、期間後半には、個人消費、鉱工業生産、輸出を中心に持ち直し の兆しがみられるようになりました。 このような経済環境の中で、板紙業界におきましては、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気悪 化の影響により、生産量は前年を下回りました。 段ボール業界におきましては、巣ごもり需要により食品や通販、宅配向けは堅調に推移したもの の、幅広い分野で消費が低迷し、生産量は前年を下回りました。 紙器業界におきましては、食品や薬品の個人向けなどが伸長しましたが、インバウンド需要の激減 などにより、家電や土産品、化粧品関連の縮小が著しく、生産量は前年を下回りました。 軟包装業界におきましては、期間前半は飲料関連を中心とする縮小傾向が顕著でしたが、その後は 需要が回復し、生産量は前年並みとなりました。 重包装業界におきましては、住宅や自動車、鉄鋼関連の需要減退を受けて、生産量は前年を下回り ました。 以上のような状況のもとで、当社グループは、本年4月に「レンゴーグループ新型コロナウイルス 感染症統合対策本部」を設置し、新型コロナウイルス感染症拡大という戦後最大の難局下にあって、 働く者の安全と健康を確保し、社会の一員として感染拡大防止に最大限努めるとともに、生活必需品 を消費者にお届けするサポーティングインダストリーとしての供給責任を果たしてまいりました。あ わせて、製紙、段ボール、紙器、軟包装、重包装、海外の6つのコア事業を中心に、あらゆる産業の 全ての包装ニーズをイノベーションする「ゼネラル・パッケージング・インダストリー」=GPIレ ンゴーとして、営業力の強化、積極的な設備投資やM&A等を通じ、業容拡大と収益力向上に引き続 き取り組んでまいりました。 “Less is more.”をキーワードとする、より少ない資源で大きな価値を生むパッケージの開発で は、流通現場の業務効率化に貢献する「レンゴー スマート・ディスプレイ・パッケージング(RSD P)」のラインアップを充実させ、ニーズにきめ細かく対応するとともに、わが国初となるプレプリ ント・デジタル印刷機を導入し、高精細で可変印刷が可能なプロモーションツールとして、これまで にない段ボールの世界を拓く「デジパケ」の販売促進に取り組みました。 本年6月、プラスチックのバリューチェーンを構成する業界を超えた11社と共同で、持続可能な社 会の実現に向けて、プラスチック課題解決に貢献すべく、使用済みプラスチックの再資源化事業に取 り組む共同出資会社、株式会社アールプラスジャパン(東京都港区)を設立し事業を開始しました。さ らに10月には、軟包装事業のさらなる拡充を図るため、当社の関連会社であるサン・トックス株式会 社(東京都台東区)の株式を追加取得し子会社化いたしました。 この結果、当第2四半期連結累計期間の売上高は329,427百万円(前年同期比2.5%減)、営業利益は 17,834百万円(同16.0%減)、経常利益は19,326百万円(同13.4%減)、親会社株主に帰属する四半期純 利益は12,983百万円(同12.7%減)となりました。

当第2四半期連結累計期間におけるセグメントの概況は、次のとおりであります。

[板紙・紙加工関連事業]

板紙・紙加工関連事業につきましては、食品や通販、宅配向けなどの需要に底堅さはみられるも のの、新型コロナウイルス感染拡大に伴う景気悪化の影響により減収減益となりました。 この結果、当セグメントの売上高は212,055百万円(同6.4%減)、営業利益は13,070百万円(同 18.5%減)となりました。

[軟包装関連事業]

軟包装関連事業につきましては、食品向け需要が増加したことや固定費の削減により、増収増益 となりました。 この結果、当セグメントの売上高は38,461百万円(同1.4%増)、営業利益は1,845百万円(同9.6% 増)となりました。

[重包装関連事業]

重包装関連事業につきましては、連結子会社が増加したことや固定費の削減により、増収増益と なりました。 この結果、当セグメントの売上高は21,836百万円(同7.4%増)、営業利益は1,024百万円(同30.1 %増)となりました。

[海外関連事業]

海外関連事業につきましては、連結子会社が増加したことにより増収となりましたが、世界的な 新型コロナウイルス感染拡大に伴う需要低迷の影響を受け、減益となりました。 この結果、当セグメントの売上高は40,906百万円(同14.2%増)、営業利益は1,012百万円(同34.1 %減)となりました。

[その他の事業]

その他の事業につきましては、貨物量減少に伴う運送事業の採算悪化等により、減収減益となり ました。 この結果、当セグメントの売上高は16,167百万円(同6.5%減)、営業利益は809百万円(同25.7% 減)となりました。

(略)

Translate »