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内外トランスライン/経常利益は前年比16・1%減(2020年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結))

決算短信 2023.06.17

2020年12月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位・百万円  

            売上高    営業利益  経常利益  当期純利益

2020年12月期第3四半期 15,934 △6.3  884 △19.0  940 △16.1  655 △16.1

2019年12月期第3四半期 17,006 △0.8  1,091 △0.6  1,120 1.0  781 6.2

(注) 包括利益 2020年12月期第3四半期 477百万円( △4.4%) 2019年12月期第3四半期 499百万円(△21.2%)

(略)

(1)経営成績に関する説明

当第3四半期連結累計期間(2020年1月1日~2020年9月30日)におきましては、経済活動を再開した国や地 域があるものの、活動の緩和と抑制に応じて新型コロナウイルスの感染者数は増加と減少を繰返しており、世界 経済の本格的回復には相当の時間を要し、先行きは極めて不透明な状況となっております。 当社グループ業績に大きな影響を及ぼす我が国の貿易に関しては、2020年5月以降、自動車の輸出台数の増加 (日本自動車工業会調べ)が輸出貿易統計金額を押上げ、また中国向け輸出額は前年度を上回る動きがあります が、企業の間では新型コロナウイルスの影響で設備投資を控える動きが広がっており、輸出入金額(貿易統計) は連続して前年比マイナスとなり、回復には依然として時間を要すると見込まれます。 このような状況のもと、当社グループは当連結会計年度が初年度となります第4次中期経営計画(2020年1月~ 2022年12月)の基本方針を堅持すべく、「国際輸送は重要な社会インフラである」という社会的責任を再認識し、 国際総合フレイトフォワーダーとしてさらなる成長を目指す取組みを強化してまいりました。 当第3四半期連結累計期間の当社グループの業績につきましては、単体においては政府の緊急事態宣言解除後 も国内の経済活動の正常化には時間を要し、主力の輸出混載貨物の取扱量が減少した結果、売上高は前年同四半 期比で7.0%減少し、売上原価率の圧縮、販管費の削減に努めましたが減収減益となりました。 国内子会社においては、輸入食材等を主力とするフライングフィッシュ株式会社は、巣ごもり消費は一段落し ましたが、欧州からの輸入食材の取扱は継続しておりグループ業績に寄与しました。 海外現地法人においては、中国が経済活動を再開したことで中国現地法人は日本以外の国との輸出入案件を増 やし、また韓国の倉庫事業も日系企業との契約で安定収益を確保した一方、コロナ禍が未だに収まらずに経済活 動の回復が遅れている国や地域もあり、全体として減収減益となりました。 この結果、当第3四半期連結累計期間における売上高は15,934百万円(前年同四半期比6.3%減)、営業利益は 884百万円(同19.0%減)、経常利益は940百万円(同16.1%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益は655百万 円(同16.1%減)と、対前年同四半期比において減収減益となりました。 セグメントごとの業績は次のとおりであります。

① 日 本

日本における国際貨物輸送事業につきましては、混載貨物輸出を主力としております。当第3四半期連結累計 期間における売上高は、単体におきましては国内の経済活動の立ち直りが遅れ、主力の輸出混載貨物の取扱数量 が減少しましたが、売単価の高い地域へのコンテナ輸出や、輸入貨物では一貫輸送を増やすことで売上高及び利 益の増加に努めました。 国内子会社におきましては、航空機の運航が徐々に緩和されたことで株式会社ユーシーアイエアフレイトジャ パンは航空貨物の取扱を増やしました。また、フライングフィッシュ株式会社は引き続き欧州からの輸入食材の 取扱を増やし売上高、利益ともセグメントの業績に寄与しました。 しかしながら単体の売上の減少をカバーするまでには至らず、この結果、売上高は、10,984百万円と前年同四 半期と比べ286百万円(2.5%)、セグメント利益(営業利益)は491百万円と前年同四半期と比べ204百万円 (29.4%)いずれも減少しました。

② 海 外

当社グループはアジア地域及び米国に連結子会社11社を有しております。これらの海外子会社では日本からの 貨物の取扱が売上高の大半を占めており、加えて近年では三国間貿易など日本発着以外のサービスも強化、推進 しております。当第3四半期連結累計期間において当社グループは、中国が経済活動を再開したことに伴い、中 国現地法人は日本以外の国との輸出入案件を増やすことで業績を回復しました。また韓国の倉庫事業も日系企業 との契約で安定した収益を確保するなど様々な施策を講じて来ましたが、コロナ禍が未だに収まらずに経済活動 の回復が遅れている国や地域もあり、全体として売上高、利益とも減少しました。 この結果、売上高は、4,949百万円と前年同四半期と比べ784百万円(13.7%)、セグメント利益(営業利益) は418百万円と前年同四半期と比べ33百万円(7.5%)いずれも減少しました。

(略)

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