キユーソー流通システム/経常利益は前年比55・2%減(2020年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2020年11月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 営業収益 営業利益 経常利益 当期純利益 2020年11月期第3四半期 128,083 △0.2 1,726 △48.8 1,636 △55.2 364 △81.2 2019年11月期第3四半期 128,368 2.0 3,373 △8.7 3,649 △4.0 1,940 △5.2 (注)包括利益 2020年11月期第3四半期 782百万円 (△65.0%) 2019年11月期第3四半期 2,235百万円 (△7.8%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第3四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、経済活動 が抑制され、個人消費や輸出、生産の減少に加えて雇用情勢も弱含みとなるなど、景気は急速に悪化し、極めて厳 しい状況となりました。 食品物流業界におきましては、緊急事態宣言を受け、外食需要が大きく減退したことに加え、内食需要は、急激 な需要の高まりにより、人手の確保や配送において調整が取りづらい状況が続きました。緊急事態宣言解除後は、 経済活動が徐々に再開しているものの、依然として新型コロナウイルス感染拡大の懸念があり、先行きは不透明な 状況が続いております。 このような状況のなか、当社グループは、「持続的成長への挑戦」をテーマに掲げ、「新領域の創出による成 長」「機能の強化と拡充」「選ばれる企業価値の創造」の3つを基本方針とした、中期経営計画(2019年度から 2021年度)を推進しております。 中期経営計画の2年目となる2020年度は、事業戦略の確実な遂行により、確かな成長をめざす年として、収益力 の強化、オペレーションのシンプル化、機能拡充投資、働きやすい職場環境づくりに取り組んでおりますが、新型 コロナウイルス感染症の影響による消費減退が大きく、厳しい事業運営を強いられる展開となりました。 以上の結果、当第3四半期連結累計期間の業績は、営業収益は1,280億83百万円(前年同期比0.2%減)、営業利 益は17億26百万円(同48.8%減)、経常利益は16億36百万円(同55.2%減)、親会社株主に帰属する四半期純利益 は3億64百万円(同81.2%減)となりました。 セグメントの業績は以下のとおりであります。 なお、「2.四半期連結財務諸表及び主な注記 (3)四半期連結財務諸表に関する注記事項(セグメント情報 等)」に記載のとおり、第1四半期連結会計期間より報告セグメントの区分を変更しておりますので、下記の前年 同期比につきましては、前年同期の数値を変更後の報告セグメントの区分に組み替えた数値との比較となっており ます。 (共同物流事業) 共同物流事業収益は、食品メーカーなどの新規取引や既存取引が増加したものの、3月以降は急速な消費の減退 により、業務用食品を中心に出荷物量が減少し減収となりました。利益面は、適正料金の収受および運送業務の合 理化など改善に努めましたが、出荷物量の減少や省人化機器への投資が先行したことなどにより前年を下回りまし た。 この結果、共同物流事業収益は846億42百万円(前年同期比0.3%減)となり、営業利益は1億71百万円(同 90.2%減)となりました。 (専用物流事業) 専用物流事業収益は、コンビニエンスストアや外食需要は落ち込みましたが、チェーンストアなどの新規取引や 既存取引の拡大により増収となりました。利益面は、営業収益増加による利益増および適正料金の収受などが進捗 しましたが、コンビニエンスストアや外食向けの出荷物量が減少したことによる影響やセンター立上げによる費用 増加などにより前年を下回りました。 この結果、専用物流事業収益は386億79百万円(前年同期比1.0%増)となり、営業利益は11億90百万円(同 5.0%減)となりました。 (関連事業) 関連事業は、施設工事が堅調に推移したものの、車両販売や燃料販売は減少しました。 この結果、関連事業収益は47億61百万円(前年同期比8.4%減)となり、営業利益は3億41百万円(同0.6%減) となりました。 (略)