商船三井/技術差別化を軸とした海洋技術部の新設 人事・組織 2023.06.17 組織改編の件 ~技術差別化を軸とした海洋技術部の新設~ 株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区)は、10 月1日付けで組織改編 を行いますのでお知らせします。 海洋技術部の新設 経営計画「ローリングプラン 2020」 において、経営資源の重点投入分野としている海 洋事業の強化を加速させるため、海洋技術部を新設します。海洋技術部は、従来の海上 輸送の枠にとらわれない海洋事業に特化した技術部門として営業部と一体となり、お客 様に対し技術差別化を軸とする各種のご提案をおこなってゆきます。またお客様の声に 直接触れながらプロジェクトを推進する中で、お客様とストレスフリーな関係を構築す ると共に有益な技術イノベーションを生み、提案していける組織を目指しています。 海洋事業はテクノロジードリブン(技術主導型)な分野であり、事業推進の技術やビジ ネスモデルは日進月歩で目覚ましい進化を遂げている事が海洋技術部新設の背景にあり ます。当社の海洋事業が扱うビジネスも技術を鍵として石油(FPSO(註1)、サブシー支 援船(註 2)等)、LNG(FSRU(註 3)、FSU(註 4)等)から始まり発電船、再生可能エネルギー 関係(洋上風力向け SEP 船(註5)、SOV(註 6)等)へと幅広く且つ積極的に事業を展開し ております。海洋技術部の設置によって人材とノウハウの蓄積・展開を更に強化して相 対的競争力 No.1 を目指す事が可能になり、世界経済の発展と地球環境の保全に寄与し て参ります。 (註 1) FPSO Floating Production, Storage & Offloading System の略: 浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備 (註 2)サブシー支援船:海底油田開発の設備機器設置や保守管理を行う支援専用船 (註 3) FSRU Floating Storage and Regasification Unit の略: 浮体式 LNG 貯蔵再ガス化設備 (註 4)FSU Floating Storage Unit の略:浮体式 LNG 貯蔵設備 (註 5) SEP 船 Self-Elevating Platform の略: プラットフォームに海底着床、及び昇降の為の脚を装備し、プラットフォームを海面上 に上昇させてクレーンによる洋上風力発電設備の設置作業を行う台船 (註 6) SOV Service Operation Vessel の略: 洋上風力発電所のメンテナンス技術者を複数の洋上風車に派遣する為に多数の宿泊設備 を持ち、一定期間洋上での活動が可能なオフショア支援船