クボタ/米国に小型建設機械の製造拠点を新設 SCM・製造拠点 2023.06.17 米国に小型建設機械の製造拠点を新設 ~生産能力を増強し、世界最大の小型建機市場の事業展開を加速~ 株式会社クボタ(本社:大阪市浪速区、代表取締役社長:北尾裕一 以下「当社」)は堺製造所(大阪府堺市)で生産する北米市場向けの小型建設機械「コンパクトトラックローダー(以下、CTL)」の生産の一部を米国に移管します。このたび、当社の米国子会社Great Plains Manufacturing Inc.(以下、GPM)がカンザス州サライナ市にCTLの生産拠点を新設し、2022年から量産を開始します。生産拠点の新設により、顧客の要望にスピーディに対応できる体制を構築することで、小型建機事業の更なる拡大を目指します。 1.背景とねらい ・北米は世界最大の小型建機市場であり、近年当社は販売網の強化や製品ラインナップの拡充などにより、事業拡大を図っています。 ・その一環として、2016年にはトラクタや建設機械に装着して使用する作業機器の開発・生産に強みを持つGPMをグループに迎え、顧客ニーズに基づいた開発・生産・販売などシナジーを発揮しています。 ・現在、北米向けの小型建機の大半を日本国内で生産していますが、消費地である米国で生産することで、リードタイムの短縮や為替リスクの低減などが可能となることに加え、GPM社内で建設機械を製造することで、作業機器との連携をさらに高度化することもねらいとしています。 ※参考画像は添付の関連資料を参照 2.新製造拠点の概要 ○所在地:アメリカ合衆国 カンザス州 サライナ市 ○規模:土地64.7万m2、建屋7.4万m2 ○投資額:約56億円(53Mドル) ○生産品目:コンパクトトラックローダー1機種 SVL65 ○生産台数:3000台(2023年、予定) ○従業員数:120名(予定) ○量産開始:2022年9月(予定) 3.(ご参考)GPMについて ○社名:Great Plains Manufacturing Inc ○創業:1976年(クボタ系列化 2016年) ○代表者:Linda Salem(President and CEO) ○所在地:アメリカ合衆国 カンザス州 サライナ市 ○従業員数:約1,500名 ○事業内容:農業機械用インプルメント、建設機械用アタッチメントの製造・販売 以上