丸八倉庫/売上高は前年比3・9%減、経常利益は前年比5・2%増(2020年11月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)) 決算短信 2023.06.17 2020年11月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円 売上高 営業利益 経常利益 当期純利益 2020年11月期第2四半期 2,442 △3.9 394 7.8 381 5.2 253 4.0 2019年11月期第2四半期 2,540 6.0 366 55.6 362 88.8 243 93.1 (注)包括利益 2020年11月期第2四半期 166百万円 (27.2%) 2019年11月期第2四半期 130百万円 (110.1%) (略) (1)経営成績に関する説明 当第2四半期連結累計期間におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響等により企業収益や個人消費 等をはじめとして経済活動は全般的に急速な悪化傾向が続いており、極めて厳しい状況で推移しました。金融資本市 場の変動等の影響にも注視を要する状況が続いているほか、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う影響等により今後 とも内外経済の動向は不透明感が拭えない状況にあります。 このような経済情勢にあって、物流業界におきましては、入庫金額・保管残高金額ともに前年を下回る水準にて推 移し、人手不足等に伴うコスト上昇や競争の激化等もあり、厳しい状況が続いております。また、不動産賃貸業界に おきましても、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、賃料水準や需給関係の動向等に不透明感が広がりつつあり ます。 このような状況の下、当社グループは、内外の環境変化に的確に対応しながら、さらなる成長を果たしていくため に新中期経営計画(2019-2023)の具体的各施策を展開してまいりました。物流事業における具体的施策として、 2016年に竣工した千葉県八街市の新規倉庫の稼働率が順調に向上しつつあるほか、既存倉庫の稼働率についても安定 的かつ高い水準にて推移しており、保管料収入等の増加に努めてまいりました。また、きめ細かなサービスを提供し ながら、既存顧客との取引拡大や新規顧客の獲得に努めてまいりました。このほか、埼玉県所沢市と千葉県八街市に て新規倉庫建設の計画を進めており、将来の収益増強に向けた施策も展開しております。不動産事業における具体的 施策としては、賃貸マンションや賃貸オフィスビル等が安定的に稼働しており、安定的な収益が確保されておりま す。 この結果、売上高は保管料収入が増加したものの、取扱い貨物の入出庫量の減少に伴い荷役料収入や運送料収入等 が減少し、前期比97百万円(3.9%)減の2,442百万円となりました。また、営業利益は各種経費の削減効果により前期 比28百万円(7.8%)増の394百万円となり、経常利益は支払利息等が増加したものの前期比18百万円(5.2%)増の381 百万円となりました。親会社株主に帰属する四半期純利益は前期比9百万円(4.0%)増の253百万円となりました。 セグメント別の経営成績は、次の通りであります。 物流事業 物流事業では、保管料収入等が増加したものの荷役料収入や運送料収入等が減少したことにより、売上高は前期 比96百万円減の2,133百万円となり、セグメント利益は各種経費の削減により前期比20百万円増の456百万円となり ました。 不動産事業 不動産事業では、賃貸稼働状況は概ね前期並みの水準にて推移し、売上高は前期比1百万円減の309百万円とな り、セグメント利益は前期比5百万円減の147百万円となりました。 (略)